大谷翔平がまた快音 先制適時打に米実況も興奮「またしてもショータイム!」

2回、先制となる左前適時打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
2回、先制となる左前適時打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷が殊勲打で今季8打点目

 エンゼルスの大谷翔平が11日(日本時間12日)、敵地レンジャーズ戦で「8番・DH」でスタメン出場し、第1打席で先制の左前適時打を放った。大谷にとってこれが左腕からのメジャー初安打。米ロサンゼルスで試合を中継した地元メディアの実況は殊勲の今季8打点目に「またしてもショータイム!」と称賛した。試合はエンゼルスが7-2で勝利。大谷はこの日3打数1安打1四球で打率.386となった。

 前日、代打で出場していた大谷はこの日、「8番・DH」でスタメン出場。第1打席は0-0で迎えた2回2死一、二塁の場面で回ってきた。相手先発左腕のムーア相手に、カウント1-0から91.1マイル(約146キロ)のファストボールを巧みに流し打ち。これが左前適時打となった。大谷は2試合ぶりのヒット、野手スタメン試合は5試合連続安打となった。

 大谷はチーム初打点を挙げていた4日(同5日)のインディアンス戦、6日(同7日)のアスレチックス戦に続いて、打線を勢いづけるヒットを放った。

 この先制打に現地で試合を中継した「FOXスポーツウェスト」の実況は「またしてもショータイム!」と興奮気味にレポート。「Sho Time(ショータイム)」は二刀流での衝撃的な活躍から、全米で席巻する大谷に冠せられた異名だった。「ヒットで打点です。ここのファンは喜んでいません。今季8打点目です」と悔しそうに見つめるレンジャーズファンの様子を表現した。

 大谷はこの試合前まで右腕相手に15打数7安打、3本塁打、7打点で打率.467、対して左腕には4打数無安打だった。メジャーで左腕から放った初安打を現地記者も相次いでレポート。現地でエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者は自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニのメジャーでの対左投手初安打が得点を生んだ。左翼へのシングルヒットである。対左投手では現時点で5打数1安打となった」と紹介。MLB公式サイトのエンゼルス番を務めるマリア・グアルダード記者も「ショウヘイ・オオタニは今シーズン対左投手初安打を記録した。2アウトでマット・ムーアから打点を挙げる単打を放ち、2回にエンゼルスに1-0のリードを与えた」と速報した。

 一方、ESPNのデビッド・スコーエンフィールド記者は「ショウヘイ・オオタニは今夜、先発出場で左投手であるマット・ムーアと対戦した。そして、第1打席で2アウトから左翼に安打を放った。彼は、スイングするたびに本塁打を狙うのではなく、打席での磨き上げられたアプローチを披露し続けている」とその打撃に賛辞を送っていた。

(Full-Count編集部)

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