広島緒方監督、初勝利の中村祐に「びっくり」「予想以上の素晴らしい投球」

広島・緒方監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方監督【写真:荒川祐史】

7回1失点の快投&先制打に「祐太に尽きるね」

 広島は18日、マツダスタジアムで行われた東京ヤクルト戦に3-2で勝利した。今季初先発の中村祐太が7回1失点と好投し、自ら先制タイムリーも放つなど、投打で活躍した。

 緒方監督は「(中村)祐太に尽きるね」と、第一声で昨季5勝を挙げた右腕の名前を挙げ、「ファームでいい投球をしていると聞いていたが、予想以上の素晴らしいピッチングだった。びっくりしたよ」と称賛した。

 昨季15勝の薮田が不振でリリーフに回るなど、先発陣が苦しい状況で、今季は6人目の先発として2年目の高橋昂や中村恭などが登板したが、勝ち星がついたのは中村祐が初となった。「若手が競争している中で、チャンスを生かしてくれれば」と指揮官が期待する中、キャンプ中の打球直撃の影響で出遅れた右腕が、今季初登板で見事な投球を見せた。

 1点差で迎えた9回は、抑えの中崎が先頭のバレンティンに二塁打を打たれたものの、後続を打ち取ってなんとか逃げ切った。緒方監督は「最後はランナーを出してからの粘りがよかった。石原と抑えてくれた」と、ともに9回から登場したバッテリーを褒めた。

 前夜の打撃戦とは打って変わっての接戦を制したチームは、今季2度目の4連勝となり、試合のなかった2位DeNAとの差を1ゲームに広げた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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