中日・松坂大輔、3回終え1失点 阪神戦先発、4230日ぶり白星なるか?

中日先発の松坂大輔【写真:荒川祐史】
中日先発の松坂大輔【写真:荒川祐史】

4月5日の巨人戦から中13日空け、今季2度目の先発マウンドへ

 中日の松坂大輔投手が19日、本拠地ナゴヤドームで行われた阪神戦で今季2度目の先発マウンドに上がった。初回は3者凡退の立ち上がりを見せたが、2回に先制点を許した。

 初回先頭の高山への初球、139キロで見逃しのストライクを奪うと、6球目のスライダーを打たせて二ゴロ。続く西岡には139キロの真っ直ぐで三邪飛に打ち取ると、糸井は133キロで三直。見事に3者凡退に斬って取り、素晴らしい立ち上がりを見せた。

 だが、2回に先制点を許した。先頭のロサリオの左肩付近に当たる死球を与えると、福留に右前安打。フルカウントだったため、ロサリオはスタートを切っており三塁まで進んだ。続く糸原はセンターフライ。これが先制の犠飛となり、1点を失った。その後は大山を遊ゴロ併殺に切り、最少失点で切り抜けた。

 1点をビハインドとなった2回の攻撃。1死一塁から高橋の三ゴロを大山が後逸するエラーを犯して二、三塁に。続く福田の打席で阪神先発の小野が暴投し、中日は同点に追いついた。さらに2死三塁では松坂が打席に。タイムリーへの期待が高まったが、三ゴロに倒れ、勝ち越しはならなかった。

 3回は、阪神打線を再び3者凡退に抑え込んだ。先頭の梅野を右飛に打ち取ると、投手の小野は見逃し三振に。高山も右飛に斬って取った。3回まで1安打1失点にまとめている。

 松坂の先発は、今季初先発だった4月5日の巨人戦(ナゴヤドーム)以来。中13日の間隔を空けてマウンドに上がる。右腕が最後に国内で白星をあげたのは2006年9月19日のソフトバンク戦で、勝利投手になれば、4230日ぶりの白星となる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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