世界一軍団が対戦前から大谷に感服「大いなる敬意」「ちょっとジェラシー」

エンゼルスの大谷翔平と、アストロズを牽引するカルロス・コレア(右)【写真:Getty Images】
エンゼルスの大谷翔平と、アストロズを牽引するカルロス・コレア(右)【写真:Getty Images】

25日アストロズ戦で今季4度目の先発マウンド

 エンゼルスの大谷翔平投手が24日(日本時間25日)、昨季のワールドシリーズ王者アストロズと対決する。敵地マウンドに上がるメジャー4度目の先発。迎え撃つ実力者たちは「彼のような男には大いなる敬意」「ちょっとジェラシー」と、ベーブ・ルース以来100年ぶりの二刀流に挑む大型ルーキーを高く評価している。

 同じア・リーグ西地区で首位を走るアストロズの猛者は、投打に大活躍を見せる大谷をしっかりと評価していた。

「誰もやってこなかったことをやっているし、高いレベルでバッティングとピッチングを見せている。彼のような男には大いなる敬意を持っているし、あんな特別なスキルを持った選手の様子はチェックするよね。対戦を本当に楽しみにしているよ」

 こう語ったのはメジャー屈指の遊撃手、カルロス・コレアだ。2012年ドラフトでアストロズから全米1位指名を受けたコレアは、大谷と同学年のスーパースター。2015年に新人王に輝くと、昨季はワールドシリーズ優勝に貢献した。すでにメジャーで高い実績を残しているコレアは、ベーブ・ルース以来の二刀流に挑む大谷に最大限の称賛を送ると同時に、対戦を心待ちしていた。

 そして、二刀流への挑戦に対する憧れを率直に口にする男もいた。

「ワクワクしている部分もありながら、ちょっとジェラシーも感じているんだ。メジャーレベルで投手と野手を同時にこなすことは、誰もが求める夢だと思う。個人的には、先発として中5日で投げられるようになりたいよ。そうなれば楽しいことになる。その切り替える感じがね」

 こう語ったのはジョシュ・レディック外野手だった。野手1本でマウンドに立つことのない立場から、投打を切り替えながらプレーする大谷への“嫉妬心”も告白していた。

 そして、昨季MVPに輝いたホセ・アルトゥーべ内野手は「試合で100球を投げて、次の日に野手として打席に立つ選手がいるなんて想像できないよ。すごく大変なことだ。彼が成し遂げていることに本当に敬服している。この先しばらく彼はやり続けていくことになるだろうね」と脱帽。宝刀スプリットについては「今まで見た中でも最高のボールの1つ」と賞賛していたという。

 A.J.ヒンチ監督は「彼を見るのは楽しみだ。しかし、我々は攻略法を見出さなければいけない」と話している。同地区のライバルでもあるワールドシリーズ王者たちが、早くも認める二刀流スーパースター。ヒューストンでもエンゼルスの17番が主役になりそうだ。

(Full-Count編集部)

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