5連勝の西武・辻監督、笑い止まらず 鬼門で大勝し「いいねえ、テラス」

2発7打点で打線を牽引した西武・山川【画像:(C)PLM】
2発7打点で打線を牽引した西武・山川【画像:(C)PLM】

主砲・山川が2発7打点で5戦連続9得点超、昨季1勝11敗のヤフオクDで大勝

 西武が5連勝で、昨季の悪夢を払拭した。25日、敵地ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦。主砲の山川穂高内野手が満塁弾、3ランと1試合2発、7打点と大暴れするなど、打線が12得点を叩き出す圧勝。試合後、「今日は大事な試合だった。みんなが思っていること。去年負けていて、今日負けると『んっ?』となる。俺は思ってなかったけどな」と話す辻発彦監督はご満悦だった。

 3回に2死満塁のチャンスを作ると、山川がソフトバンク先発のバンデンハークから右翼ホームランテラス席へ飛び込む8号グランドスラムを放って4点を先制。さらにこの回、外崎にも左翼ホームランテラス席に消える3号2ランが出て一挙に6点を奪った。6回には源田、浅村の連続適時打で3点を加え、極め付けは山川が左翼スタンドへの9号3ラン。「あれが1番。あの1発で4点入ったわけだからね」と指揮官も称賛した主砲の1発から5試合連続9得点超となる大量12得点を奪って、大勝した。

 昨季、12試合でわずか1試合しか勝てず1勝11敗と鬼門中の鬼門だったヤフオクドーム。昨季はテラス席に苦しめられたが、この日は3本塁打中2本がテラス席への1発となり、指揮官は「いいねえ、テラス。テラス(笑)」と笑みが絶えなかった。今季のヤフオクドーム初戦で昨季からの7連敗を止めた西武。貯金は今季最多の12。このまま一気に突っ走りそうな気配だ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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