大谷翔平の豪快4号、米6人目の“156キロ以上内角ボール球”撃ちだった!?

ヤンキース戦で4号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
ヤンキース戦で4号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

剛腕セベリーノの内角球を弾丸ライナーで客席へ、「スタットキャスト」導入後6人目の”勲章”に

 27日(日本時間28日)の本拠地ヤンキース戦で強烈な4号ソロ弾を右翼席に突き刺したエンゼルス大谷翔平投手。これが2015年以来、メジャー6人目の衝撃的な一発だったことが明らかになった。MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」担当のデービッド・アドラー記者が自身のツイッターで伝えている。

 今では広く浸透している野球のデータ分析。勝負の機微とは違った視点で野球を見ると、新たな面白さが浮かび上がる。MLBが「スタットキャスト」を導入したのは2015年のこと。大谷がヤンキース開幕投手ルイス・セベリーノから放った強烈なアーチは、屈指の記録を作った。実は、97マイル(約156キロ)以上の内角ボール球をホームランにしたのは、パワーを誇る猛者が集うメジャーでも同システム導入以来6人目の出来事だという。

 この試合、2回1死走者なしの場面で打席に立った大谷は、セベリーノが1ボール1ストライクから内角に投じた3球目97マイル速球をフルスイング。見逃せばボールだったが、打球は瞬く間に右翼席に突き刺さる弾丸4号ソロとなった。難しい内角球を完璧に仕留め、試合後にはセベリーノに「もう内角には投げないよ」と苦笑いさせたほど。その凄さをアドラー記者が紐解いた。

 大谷より以前に97マイル以上の内角ボール球をホームランとしたのは、今季開幕戦のヤディエル・モリーナ(カージナルス)、2017年6月18日のマルセル・オズナ(当時マーリンズ)、16年9月10日のジョク・ピーダーソン(ドジャース)、15年9月9日のブライス・ハーパー(ナショナルズ)、そして、15年10月14日のホセ・バティスタ(当時ブルージェイズ)の5人。いずれも名だたるパワーヒッターだが、大谷もエース相手の豪快な一発でエリート打者の“仲間入り”した形だ。

 内角の豪速球打ち――。デビュー1か月で数々の記録を打ち立ててきた大谷にとっては、新たな“勲章”が加わったことになる。

(Full-Count編集部)

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