好投&美技&特大弾!? ブ軍3年目左腕の“三刀流”の活躍に米で脚光

ブルワーズのブレント・スーター【写真:Getty Images】
ブルワーズのブレント・スーター【写真:Getty Images】

ブルワーズのスーターが快刀乱麻の活躍

 二刀流はもう古い!? 8日(日本時間9日)の本拠地インディアンス戦で、ブルワーズの3年目左腕が驚愕の“三刀流”の活躍で話題を呼んでいる。スポットライトを浴びているのは、28歳のブレント・スーター投手だ。

 この日、先発マウンドに上がったウェイド・マイリーが、腹斜筋を負傷して19球で降板。そこで緊急登板したのがスーターだった。1回1死一、二塁でマウンドに上がると、ブラントリー、エンカーナシオンというインディアンス主軸を2者連続アウトに仕留めて無失点。すると、2回には好守で魅せた。

 2回1死一、二塁で打席に立った敵先発のクルーバーが送りバントに失敗。打球が高く浮いたとみると、スーターは196センチの長身を目一杯伸ばして前方に飛び込み打球をキャッチ。すぐさま二塁に送球し、ダブルプレーを完成させた。

 さらに3回。今度は打席で暴れた。先頭で打席に立つと、サイ・ヤング賞投手クルーバーの初球シンカーをフルスイング。打球は大きな弧を描きながらバックスクリーンに飛び込む特大アーチとなった。

 投げては4回2/3を5安打2失点ながらリードは死守し、今季2勝目を手に入れた。

 MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、この三刀流の活躍を特集。MLB公式ツイッターでも動画を公開し、「投げる、守る、打つ。ブレント・スーターは何でもできてしまう」と絶賛した。もちろん、クルーバーもこれには「脱帽するしかないね」とお手上げ。本職の打者が手こずらされるクルーバーから、433フィート(約132メートル)の特大弾を放ち、スーター自身は「絶対に忘れられない瞬間を味わうことができたよ」とご満悦の様子だったという。

 エンゼルス大谷翔平選手が二刀流は可能だと証明しつつある今、三刀流という新たなカテゴリーが生まれそうだ。

【動画】好投&美技&特大弾!? ブ軍左腕が驚愕の“三刀流”の活躍を見せる!

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