ホークス工藤監督がデスパ相手に打撃投手「スタッフを休ませたかったので」

デスパイネの打撃練習に登場した工藤監督【写真:藤浦一都】
デスパイネの打撃練習に登場した工藤監督【写真:藤浦一都】

11日からハム3連戦、清宮と初対戦に「打たれたら大きな記事になる」

 10日、午前中に東京から福岡に戻ったソフトバンクはヤフオクドームで先発投手が練習を行った。野手ではデスパイネが休日返上の特打。工藤公康監督は田中正義とのキャッチボールで肩を温めた後、デスパイネの特打で打撃投手を務めた。

 外野で行われた投手練習を見届けていた工藤監督は、いきなり田中を指名してキャッチボールを開始。途中からはカーブを投げさせてアドバイスを送った。「僕もカーブは得意だったからね。カーブでカウントが取れるようになって、自信というか余裕になればいいと思ってね」と指揮官。その後は、デスパイネを相手に打撃投手を務め、約20分に渡って投げ続けた。

「昨日、デスパイネ本人が休みだけど打ちたいというのでね。9連戦の後、移動して2試合やって、また移動だから、なるべくスタッフは休ませてあげたいと思って。最近、打者相手に投げてなかったし、投手の練習もあるなら僕が投げましょう、と。(デスパイネに)『休めよ』って言ったんだけど『打ってないから練習しないとダメ』って言うから、協力してあげられることは協力してあげないとね」

 また、9日に2000本安打を放った内川聖一については「大きな仕事を成し遂げた後だから、集中してやってきていっぺんに疲労が出ることもある。僕も200勝した後はそうだったしね。そういうところも考えてあげられたらと思います」と気遣いを見せる。「打順を変えるようなことはない」とは言うが、試合展開によっては早目に交代させるといった“配慮”もありそうだ。

 11日からは日本ハムとの3連戦。話題のルーキー清宮幸太郎がヤフオクドームに初登場する。「打たれると大きな記事になるので、なるべく抑えられるように」と笑いながらも、「いいバッターだし、打たれても次のバッターを抑えられるように。とにかく勝てるようにいいゲームをしたい」と、西武に連勝した勢いそのままに日本ハムに挑んでいく。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY