大谷、圧巻の5号ソロ&マルチ 指揮官は絶大な信頼「簡単なことではない」

第4打席で今季第5号本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
第4打席で今季第5号本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

5番に定着してスタメン3戦連続マルチ、快足二塁打は「回ってる段階で行けそうだなと」

 エンゼルスの大谷翔平投手が10日(日本時間11日)の本拠地ツインズ戦に「5番・DH」で先発出場。適時二塁打と5号ソロを放ち、4打数2安打2打点の活躍で7-4での勝利に貢献した。打率.354、OPS(出塁率+長打率)1.077と圧巻の打撃成績を維持。マイク・ソーシア監督も試合後「素晴らしい活躍」と称えている。

 大谷は第1打席は3回2死二塁の第2打席で右腕ベリオスの84マイル(約136キロ)のチェンジアップを捉えて右中間へタイムリー。圧倒的なスピードでツーベースとした。二塁到達タイムは今季チーム最速の8.07秒を記録したが、本人は試合後に「最初は(二塁は)無理じゃないかなと思ったんですけど、回ってる段階で行けそうだなと思ったので、送球の間にいけるんじゃないかなと思いました」とサラリと振り返った。

 さらに、2点リードで迎えた7回の第4打席では、2死走者なしの場面でサイド右腕ヒルデンバーガーの速球を完璧に捉えた。打球はフェンスを越え、中堅左に到達。飛距離414フィート(約126.2メートル)の豪快5号ソロ。「イメージ通り。球もたまたま甘かったんですけど、しっかり打てたかなと思います」。確かな手応えを感じる一打だった。

 ソーシア監督は試合後の会見で「ショウヘイは非常に良い打撃ができているよ。彼がしているのは簡単なことではないけど、タイミングとリズムも十分保てていると思う」と絶賛。そして、「彼は打席内で素晴らしい活躍をしているんだ」と称えた。

 スタメンでは6試合連続「5番・DH」で出場し、3試合連続でマルチ安打。クリーンアップの一人として、チームに欠かせない存在だ。もっとも、本人は5番に座ることについては「あまり打順は考えないようにはしてるんですけど、打順の巡り合わせとかで大事なところかなと思ってるので、プホルス選手とその後に続いていくバッターをつなぐ役としてしっかり自分が得点圏にいけるように、そういうバッテイングを自分ができればいいんじゃないかなと思ってます」と謙虚に話す。

 打者としては19試合出場で打率.354、5本塁打、16打点。「打者・大谷」の存在感は日に日に大きくなっている。

(Full-Count編集部)

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