大谷翔平、3戦連続安打 「2死&得点圏」で驚異の打率10割も…エ軍逆転負け
5回に追加点につなげる鮮やか左前打、スタメン4試合連続安打に
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)の本拠地ツインズ戦に「4番・DH」でスタメン出場し、3試合連続安打をマークした。5回の好機で鮮やかなレフト前ヒットを放ち、4打数1安打。貴重な追加点につなげたが、チームは4-5で逆転負けし、3連勝はならなかった。大谷は2死で得点圏にランナーを置いた場面は今季7打数7安打の打率10割と驚異的な勝負強さを見せている。
大谷は4月22日(同23日)のジャイアンツ戦以来、今季2度目の「4番・DH」でスタメン出場。1点を追う初回2死一塁の場面では相手先発右腕リンのツーシームを打ったがバットが折れ、一ゴロに倒れた。それでも、エンゼルスは3回にコザートの内野ゴロの間に同点に追いつき、アップトンの4試合連続本塁打となる2ランで勝ち越し。その直後、大谷は2死走者なしで左飛に倒れた。
エンゼルスは5回、先頭マルドナードのヒット、アップトンの四球で2死一、二塁とチャンスを作る。追加点が欲しい場面で大谷が打席へ。1ボールからの2球目、外角低めストライクゾーンのギリギリにコントロールされた91マイル(約146キロ)を鮮やかにレフト前に運ぶ技ありのヒット。マルドナードは本塁まで帰れなかったものの、満塁へとチャンスを広げると、続くシモンズは押し出し四球で貴重な追加点を奪った。
大谷は7回2死走者なしの場面では左腕デュークの前にフルカウントから空振り三振。エンゼルスは先発スカッグスが6回2失点と好投したが、救援陣がリードを守りきれず。4-2で迎えた9回に逆転を許して敗れた。
大谷は前日に今季7度目のマルチ安打を記録しており、これで3試合連続安打。打率は少し下がって.348となったが、DHでスタメン出場した試合は4試合連続安打と好調を維持している。今季、得点圏に走者を置いた場面は17打数9安打の打率.529、2本塁打、13打点。2死で得点圏にランナーを置いた場面は7打数7安打の打率10割と圧倒的な勝負強さを見せている。
エンゼルスは3連勝はならなかったが、アストロズも敗れたため首位はキープ。大谷は13日(同14日)のツインズ戦で今季6度目の先発マウンドに上がるため、登板前日の12日(同13日)は出場しない見込みだ。
(Full-Count編集部)