石原慶幸、広島捕手初の1000本安打 球団史に名を残すキャッチャーに

広島・石原慶幸【写真:荒川祐史】
広島・石原慶幸【写真:荒川祐史】

捕手での出場が50%を超す選手の1000本安打は21人のみ

 5月11日、広島の石原慶幸は阪神戦で3安打し、通算安打を1001本とした。1000本安打は292人目、10日にも日本ハムの中田翔が1000本を達成しており、珍しい記録ではないが、広島の捕手では初の1000本安打だった。

 野球では、捕手は投手に次いで守備の負担が大きいとされる。捕手での出場が50%を超す選手の1000本安打は21人しかいない。※は現役。

1野村克也 2901安打(3017試 打率.277)
2谷繁元信 2108安打(3021試 打率.240)
3古田敦也 2097安打(2008試 打率.294)
4阿部慎之助 2040安打(2107試 打率.284)※
5木俣達彦 1876安打(2142試 打率.277)
6伊東勤 1738安打(2379試 打率.247)
7田淵幸一 1532安打(1739試 打率.260)
8城島健司 1406安打(1323試 打率.296)
9中村武志 1380安打(1955試 打率.242)
10土井垣武 1351安打(1413試 打率.282)
11矢野燿大 1347安打(1669試 打率.274)
12森昌彦 1341安打(1884試 打率.236)
13相川亮二 1150安打(1508試 打率.260)
14大矢明彦 1144安打(1552試 打率.245)
15醍醐猛夫 1132安打(1775試 打率.234)
16田村藤夫 1123安打(1552試 打率.252)
17和田博実 1104安打(1565試 打率.257)
18吉永幸一郎 1057安打(1250試 打率.278)
19伊藤勲 1054安打(1771試 打率.231)
20日比野武 1048安打(1530試 打率.237)
21若菜嘉晴 1037安打(1387試 打率.267)
22石原慶幸 1001安打(1546試 打率.238)※

 歴史に名を残す名捕手が並ぶが、中には現役の阿部慎之助、田淵幸一のように捕手から一塁手に転向した選手もいる。投手の球を受け、盗塁を阻止し、守備の要として重きをなす傍ら、打者としても活躍するのは並大抵のことではない。

 石原は広島の捕手としては初めての1000本安打。すでに、広島で最も多くマスクをかぶった捕手になっている。広島で1000試合以上捕手として出場したのは以下の5選手。()の試合数は、捕手以外での出場も含めたトータルの試合数。

1石原慶幸 1525試合(1546試合/1001安打)※
2田中尊 1423試合(1429試合/619安打)
3達川光男 1320試合(1334試合/895安打)
4水沼四郎 1243試合(1333試合/696安打)他に中日で17試合10安打
5西山秀二 1141試合(1203試合/714安打)他に巨人で4試合2安打

 石原は広島を代表する捕手になったと言えるだろう。

 38歳の石原は佐々岡真司、黒田博樹、澤崎俊和から、前田健太、野村祐輔、岡田明丈まで、今世紀の広島を代表する投手の球を受けてきた。今は30歳の會澤翼と併用されているため、出場機会は限られているが、ベテランの知恵、技術は若い選手が多い広島にとって貴重な戦力だと言えるだろう。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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