トラウト、今季初1番で2番・大谷と“最強コンビ”「クールだね。楽しみだよ」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

ソーシア監督も説明「敬遠四球を避けるため」

 エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)の本拠地アストロズ戦で今季初めて「2番・DH」でスタメンに名を連ねた。マイク・トラウト外野手が1番に入り、強烈な1、2番コンビが誕生。マイク・ソーシア監督は「敬遠を避ける狙いもある」と明かした。

 大谷は今季、打者として20試合に出場し、打率.348、5本塁打、16打点、OPS(出塁率+長打率)1.044。トラウトも打率.310、12本塁打、25打点、OPS1.089と強烈な成績をマークしている。

 メジャーでは2番にチームの最強打者を置くチームが多く、エンゼルスでは開幕からトラウトの定位置となっていた。一方、大谷は8番で開幕を迎えてから徐々に打順を上げ、最近は4、5番のクリーンアップを打っていたが、この日初めて2番に入った。

 この日は、6試合連続で1番に入っていたコザートがスタメンから外れた。ソーシア監督は「コザートに休養を与えるのと、今までのラインナップのオプションを見ながら、トラウトと大谷をアップトン、プホルスの前で打たせるのもいいと思ったのでこういう形にした」と説明。この形はコザートが休養となったこの試合限りかを聞かれ、「それは30日たったら聞いてくれ。今日はこんな感じで行く」と冗談交じりに話した。

 また、打順の組み方には「価値がある」として、「敬遠四球を避けることと、球種も見てもらいたい。効果的な打順を細かく見ていきたい」とも言及。トラウトの敬遠四球を避ける狙いも大きいようだ。そして、開幕から徐々に打順を上げている「打者・大谷」については「8番から5番、そして2番になったが、選手が試合に出場していることに対して日々評価をしているので、これからも続けて見ていきたい」と話した。

 また、トラウト自身は大谷が自身に続く2番に入ることについて「クールだね。いいことだ。楽しみだよ」と笑みを浮かべた。

 エンゼルスのスタメンは以下の通りとなっている。

1(中)トラウト
2(DH)大谷
3(左)アップトン
4(一)プホルス
5(遊)シモンズ
6(三)バルブエナ
7(二)キンズラー
8(右)カルフーン
9(捕)リベラ
投手 バリア

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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