田中将大、5回3失点で5勝目ならず 72球降板に指揮官「天候も心配だった」

ナショナルズ戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ナショナルズ戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

試合は降雨サスペンデッドで17日に6回裏から再開

 ヤンキースの田中将大投手は15日(日本時間16日)、敵地で行われた交流戦のナショナルズ戦に「8番・投手」で先発。5回4安打3失点で降板し、5勝目はならなかった。3-3の同点で迎えた6回の打席で代打を送られて降板。試合は直後に降雨サスペンデッドとなり、翌日に6回のブレーブスの攻撃から再開される。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、天候の不安もあって田中を72球で降板させたことを試合後に明かした。

 田中は初回、2死からレンドンに甘く入った低めのスプリットを捉えられ、ライナーで左翼スタンドへ運ばれた。2回には先頭ケンドリックに二塁打を浴びると、1死となってからスティーブンソンには左前への適時打を許して2失点目。さらに、続くセベリーノにも適時二塁打を浴びて3失点を喫した。

 しかし、3、4回と3者凡退に封じると、ヤンキースは5回1死満塁からオースティンが中犠飛を放って同点に追いつく。田中は5回まで11打者連続アウトに仕留めていたが、6回先頭で迎えた打席で代打ガードナーが送られて降板。ヤンキースはこの回、勝ち越すことが出来ず、試合は直後に中断となり、そのまま降雨サスペンデッドとなった。

 3回以降は好投していた田中は、わずか72球(49ストライク)で降板。ただ、ブーン監督は試合後に「タナカは序盤は苦しい投球だったが、途中から立ち直り、効果的な投球をした。6回に代打を送ったのは天候も心配だったから、ガードナーを使った」と説明した。

 16日(同17日)に6回裏から試合再開となるが、指揮官は「明日の天気予報は良くないが、止んでくれる時間があることを期待している。2試合消化することを期待しているが、もし順延になったらどうなるかは分からない」と言及。田中は防御率4.73となった。

(Full-Count編集部)

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