大谷、センター方向への打撃の長打率は1.222 米記者驚愕「どうかしている」
一矢報いる6号ソロ、センター方向への長打率はメジャーで「圧倒的に最高の長打率」
エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地レイズ戦に「5番・DH」でスタメン出場し、4打数1安打1打点だった。9回の第4打席でチームの2試合連続完封負けを阻止する6号ソロ。1-7で敗れたものの、18日(同19日)につながる一発となった。6本塁打のうち、センター方向への本塁打は実に5本目。今季、このセンター方向への打撃に関しては、メジャーでダントツの数値を叩き出していると米メディアが伝えている。
完封負け寸前のエンゼルスで、大谷が一矢を報いる一発を放った。9回1死で打席に立つと、2番手右腕プルイットの直球を完璧に捉える。第3打席までは先発アーチャーに抑えられていたが、最後の打席で強烈な打球をセンターに運んだ。
この一撃は大谷の恐ろしさを如実に示すものだったという。MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」担当記者のデビッド・アドラー氏は、ツイッターで衝撃のデータを紹介している。
「今夜のショウヘイ・オオタニのセンター方向へのホームランで、フィールド中央に放った打球の長打率1.222という、どうかしている数字となった」
大谷の今季の長打率は.617。二刀流のため規定打席に達していないが、メジャー5位のホセ・ラミレス内野手(インディアンス)と同じという、エリートクラスの数値となっている。
だが、打球をセンター方向に限定すると、長打率は1.222という桁外れの数字になるという。「ESPNスタッツ&インフォ」は、今季、大谷よりも多くセンター方向へのホームランを放っているのは、ナショナルズのスーパースター、ブライス・ハーパー外野手(13本中6本)のみだとツイッターで伝えている。
「これは真正面に分類される打球を25回以上放ったメジャーの打者250人で圧倒的に最高の長打率だ。ランキングは朝にアップデートされるが、現時点で1.000を超える人間は他に誰もいないのだ」
センター方向にとにかく滅法飛ばす「打者・大谷」。アドラー氏はその無双ぶりに衝撃を隠そうとしなかった。
(Full-Count編集部)