トラウト17号弾含む5安打 大谷仰天「味方もひくくらい洗練された打撃技術」

試合後にハイタッチを交わすエンゼルスの大谷翔平とマイク・トラウト【写真:Getty Images】
試合後にハイタッチを交わすエンゼルスの大谷翔平とマイク・トラウト【写真:Getty Images】

勝利直結の活躍にトラウトは笑顔「最高だよ」

 エンゼルスのマイク・トラウト外野手が26日(日本時間27日)、敵地ヤンキース戦で自身最多となる5安打と大爆発。3本の二塁打にメジャートップの17号ソロという活躍ぶりに、大谷翔平投手は「スゴすぎて何もないですけど、味方も引くくらい、そのくらい洗練されたバッティング技術」と驚きを隠せなかった。

 MVPに2度輝いた若きスーパースターのバットが止まらない。初回の第1打席に左翼へ先制二塁打を放つと、3回の第2打席には右翼への二塁打を放ち、3点目のホームを踏んだ。4回にはメジャートップとなる17号ソロを左中間へ。6回の第4打席には、この日3本目となる二塁打をセンターへ放ち、後続の適時打で生還した。そして7回の第5打席には遊撃内野安打。さまざまな見せ場を作る5打席でチームを勝利に導き、トラウト自身は「最高だよ。準備してきたことが今夜の結果につながった」と満足げに振り返った。

 この日の5安打で打率は2割台から.313にアップ。ソーシア監督が「信じられない夜を送った」と感心すれば、大谷は「味方もひくくらい」と仰天。入団以来、目を掛けてくれる先輩の打席でのアプローチについて「すごく勉強になる」とし、「四球を選ぶのもうまいですし、自分が打てるボールに対してしっかりスイングしていける確率が高い。そこは相手ピッチャーからしたら、すごい嫌なんじゃないかなと見ていて思う」と話した。

 27日(同28日)に控えた田中将大投手との対戦に向け、「キーマンは確実にトラウト選手であったりとかプホルス選手」と話す大谷。「何とかキーマンにつなぐ活躍ができればと思っています」と意気込んだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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