貴重なソロ弾のアップトン、試合後の質問にムッ「ムラがないようにしようと…」

ソロ本塁打を放ったエンゼルスのジャスティン・アップトン【写真:Getty Images】
ソロ本塁打を放ったエンゼルスのジャスティン・アップトン【写真:Getty Images】

アップトンが12号ソロで貴重な3点目

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスは3日(日本時間4日)の本拠地レンジャーズ戦で3-1と勝利。レンジャーズとの3連戦を2勝1敗と勝ち越した。前日は終盤に追いつかれて延長戦の末に敗戦。この日も9回に満塁のピンチを迎えたが、何とか逃げ切った。

 この試合で6回にソロ弾を記録し、貴重な3点目をもたらしたのはジャスティン・アップトン外野手だった。

 この日は2回1死走者なしから5番・大谷が一塁強襲の内野安打を記録。これが口火となり2点を先制したが、打線はそれ以降、レンジャーズ先発フィスターを攻めあぐねた。その中、3番・アップトンは6回2死走者なしの場面で右中間スタンドへ12号ソロ本塁打を記録。本拠地は一気に沸き上がった。

 しかし勝利の殊勲者には試合後、厳しい質問が飛んだ。ここまでチーム2位の12本塁打ながら、打率.235と打撃の調子に波があり、その“ムラ”を指摘されたのだ。するとアップトンは「ムラがないようにしようとしているんだ」と少しばかりムッとしながら答えつつ、「出来る限りたくさん活躍することを目指しているよ。今シーズン、いい時もあればそうでない時もあった」とコメント。「これ(本塁打)がまたいい状態の始まりであることを願うよ」と力を込め、今後の飛躍を見据えた。

 この日エンゼルスは勝利したものの安打はわずかに4本。2番トラウトが好調を維持しているだけにアップトンの状態は打線のカギを握りそうだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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