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パ新人王最有力? 6勝挙げるオリックス田嶋にかかる球団史上初の快挙とは…

球団史上10年ぶりの偉業と、球団史上初の快挙はなるだろうか。オリックスのドラフト1位ルーキー田嶋大樹投手は開幕からローテーションを守り、新人離れした好投を続けて早くも6勝をマークしている。新人王獲得の可能性も高まりつつあるゴールデンルーキー。このままプロ野球人生で一度きりのチャンスをつかむことができるだろうか。

オリックス・田嶋大樹【画像:(C)PLM】
オリックス・田嶋大樹【画像:(C)PLM】

開幕2戦目でプロ初先発初勝利を飾り、11試合で6勝3敗

 球団史上10年ぶりの偉業と、球団史上初の快挙はなるだろうか。オリックスのドラフト1位ルーキー田嶋大樹投手は開幕からローテーションを守り、新人離れした好投を続けて早くも6勝をマークしている。新人王獲得の可能性も高まりつつあるゴールデンルーキー。このままプロ野球人生で一度きりのチャンスをつかむことができるだろうか。

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 高校時代に佐野日大高校で活躍した田嶋は、卒業後に進んだJR東日本で主戦投手としての活躍を見せてプロのスカウトからも高い評価を得る。オリックスの担当スカウトが「アマチュアNo.1投手」と評するなどドラフト上位指名が確実視される中、オリックスと埼玉西武が1位指名で競合。くじ引きの結果オリックスが交渉権を獲得し、大きな期待を背にプロ入りを果たした。

 田嶋はプロで通用するかのテスト的な位置づけともなったオープン戦で3試合に登板し、1勝1敗、防御率3.07と結果を残して期待通りに開幕ローテーション入りを果たす。そして開幕2試合目となる3月31日のソフトバンク戦でプロ入り初登板を初先発で飾ると、昨季日本一に輝いたチームを相手に5回1失点と試合を作り、見事にプロ入り初勝利を記録した。

 お立ち台で「すごくうれしいですし、ホッとしています」と語った田嶋。「立ち上がりは気持ちが前に出すぎてしまい、力んでしまいましたが、3回以降は本来のピッチングをすることができたと思います」と試合内容を冷静に分析し「なんとかチームが勝てるようなピッチングをしようと思っていましたので、勝ててよかったです」と振り返った。

 その後も田嶋はプロの好打者たちを相手に臆することなく向かっていき、11試合に登板して6勝3敗、防御率3.86と十分なピッチングを披露。新人らしからぬ落ち着きは与四球の少なさにも表れており、安定した投球で先発陣を支える存在の一人となっている。

 早くも6勝をマークしている田嶋は、ドラフト時の期待通りに新人王の有力候補にも挙げられている。チームメイトの山本由伸投手やロッテの藤岡裕大内野手、ソフトバンクの加治屋蓮投手、日本ハムの西村天裕投手といった選手達がライバルとなりそうだが、昨季の西武・源田壮亮内野手のような出色の活躍を見せている選手はまだ不在。先発として活躍している選手が田嶋ひとりというのも追い風だ。

 仮に田嶋が新人王を受賞することになれば、オリックスの選手としては2008年の小松聖氏以来ちょうど10年ぶりとなる。前身の阪急時代を含めて投手の新人王を過去7人輩出しているオリックスだが、そのすべてが右投手。左投げの田嶋が新人王となれば、サウスポーとしては球団史上初の快挙となる。今季の新人王有資格者たちの状況を考えても、宣言どおりに10勝以上の勝ち星を挙げることができれば、新人王受賞の可能性は大きく高まってくるはずだ。

 その実力をプロの舞台でも余すところなく示している「アマチュアNo.1投手」は、見事に「有言実行」を果たしてプロの舞台でもNo.1の新人となることができるか。田嶋が阪急やオリックスの黄金期を支えた名だたるサウスポーたちも成しえなかった偉業を手にし、球団史に新たな1ページを刻み込む可能性は十分にある。

【阪急~オリックス 新人王獲得選手一覧】
・阪急
1975 山口高志 右投右打
1977 佐藤義則 右投右打
1984 藤田浩雅 捕手
1985 熊野輝光 外野手

・旧オリックス
1989 酒井勉 右投右打
1991 長谷川滋利 右投右打
1995 平井正史 右投右打
2001 大久保勝信 右投右打

・合併後
2008 小松聖 右投右打

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