エース級の数字を刻む元Gマイコラス 19日に先発、カ軍は「頼りにしている」

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

前回パドレス戦は好投も黒星、米メディア「挽回を図ることになる」

 巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手が、開幕から大活躍を見せている。ここまで13試合に登板して7勝2敗、防御率2.43の好成績をマーク。防御率はリーグ5位、勝利数は同7位タイ。同8位タイの85回1/3を投げて、与四球数は規定投球回到達者の中で最少の「8」しかない。2位タイはイバン・ノバ(73回1/3)とアレックス・ウッド(74回2/3)の「15」で、積極的にストライクを取りに行くマイコラスの制球力は群を抜いている。

 12日(日本時間13日)のパドレス戦では、6回3安打3失点とクオリティスタート(QS、6回以上を投げて自責3以内)を達成しながら、打線の援護なく2敗目。しかし、ゲームはしっかり作っており、白星がついてもおかしくない内容だった。今季14試合目の登板となる18日(同19日)の敵地フィリーズ戦でも、チームからの信頼を寄せられてマウンドに上がることになる。

 MLB公式サイトは、5-0で快勝した17日(同18日)のカブス戦について伝える記事の中で、翌18日の試合についても言及。「右腕のマイコラスは、シリーズ開幕戦となる月曜日に、同じく右腕のニック・ピベッタと対決することになる。マイコラスは火曜日にパドレスに2-4と敗れた試合からの挽回を図ることになる」と伝えた。

 また、「FOXスポーツ」は「カージナルスはフィリーズとのシリーズで幸先の良いスタートを切るために、マイコラスを頼りにしている」との見出しでレポート。「右腕のマイルズ・マイコラスはシリーズ開幕戦のマウンドに上がる。過去3シーズンを日本で投げていたマイコラスは、WHIP(1イニングあたりの四球+安打)0.96でカージナルスを牽引している。そして、2.43という彼の防御率はローテーションの中で最高の数字だ」と、エース級の働きを続けていることを記している。

 カージナルスは現在地区3位。2位のカブスと0.5ゲーム差、首位のブルワーズに4ゲーム差となっており、ここからしっかりと追い上げたいところ。同じ37勝32敗の貯金5と奮闘するフィリーズ相手に、最も「頼りにしている」マイコラスでしっかり初戦を取りたいところだ。

(Full-Count編集部)

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