前田健太が攻めの投球で1日ロッキーズ戦先発へ「どんどん勝負して」

ドジャース・前田健太【写真:AP】
ドジャース・前田健太【写真:AP】

今季からはカーブの握りを調整「毎年毎年新しくしていかないと」

 ドジャース前田健太投手が29日(日本時間30日)、本拠地ロッキーズ戦の前に囲み取材に応じ、翌30日(同7月1日)の先発マウンドに向けて「いいバッターがたくさんいるんで、注意しなくてはいけないチームだとは思います」と気を引き締めた。

 前田は前回登板した25日(同26日)本拠地カブス戦で7回3安打無失点の快投を見せ、今季5勝目を挙げていた。右股関節の違和感から復帰した3戦目の登板だったが、「とりあえずしっかり投げられるのは僕の中では安心材料」と笑顔を見せる。まだ打撃や走塁面では「想像できないことが起きる可能性がある」と慎重な姿勢を崩さないが、ピッチングやバント処理、打球への反応は問題ないとした。

 ロッキーズとは5月23日(同24日)に対戦。この時は6回2/3を投げ2無失点と好投したが、「ラメーヒューとかも帰ってきているんで、ちょっと変わっている部分もあると思う。もう一度最近の情報っていうのを頭の中に入れて投げたい」と話した。

 メジャー3年目の今季は攻める投球が奏功。「やっぱり球数はどうしても制限がありますし、減らすにはどんどん勝負してバッターを打ち取ることが一番だと思う。それが今はうまくいっているのかなって思います」と頷く。同時に、毎年新たなことに挑戦することも続け、今季は投球の幅を広げる1つのポイントでもあるカーブの握りを少し変えたという。

「毎年毎年新しくしていかないといけない。それは日本でもアメリカでも変わらない。新しいことにチャレンジすることで自分が楽しめるんで、そういう意味ではどんどんいろんなことをやっていきたいと思います。こっちに来て、いろんな発想がたくさん浮かんでいるんで、それはうれしいことだと思います」

 今季6勝目を目指すマウンドでも、新たなことに挑戦する姿を見せつけてくれるはずだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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