打率.332と活躍中 元阪神キャンベルが「二塁手として」3Aオールスター出場へ

昨季は阪神に所属していたエリック・キャンベル【写真:Getty Images】
昨季は阪神に所属していたエリック・キャンベル【写真:Getty Images】

2017年に阪神に在籍もわずか21試合出場、打率.191、1本塁打5打点

 元阪神でマーリンズ傘下3Aニューオリンズに所属するエリック・キャンベル内野手が3Aのオールスターゲームに出場することになった。阪神で過ごした1年間を振り返り米メディアのインタビューに答えている。

 キャンベルは2017年の1シーズンだけ阪神に在籍したが故障などもあり、わずか21試合出場、打率.191、1本塁打5打点と結果を残せず同年オフに戦力外となり18年にマーリンズとマイナー契約を果たしていた。

 3Aニューオリンズで31歳にしてパシフィック・コースト・リーグのオールスターに初選出されたキャンベルを特集したのは米地元紙「ザ・ニューオーリンズ・アドヴォケイト」電子版だった。

 記事では、今季は主に二、三塁を守るキャンベルが「とても良い経験になるだろうね。マーリンズが昨年オフにチャンスを与えてくれて嬉しく思うし、(3Aの)オールスターでのプレーを待ち望んでいる。特に二塁手としてね。このポジションはこれまでのキャリアでもあまりやっていなかったからね」と、3Aの“球宴出場”を前向きに捉えていることを紹介。

 メッツ時代の2016年にはメジャー昇格を果たしながらも結果を残せず、2017年にはNPBの阪神に移籍するもケガなどで苦しんだことを言及。キャンベルは日本でプレーすることを光栄に思っていたが昨年2月の春季キャンプで左手首を負傷し「スプリングトレーニングは自分にとって日本の野球や投手について勉強する良い機会になるはずだったんだ」と、開幕前にケガで出遅れたことを後悔していることを語っている。

 それでも、今季は3Aでここまで72試合に出場し打率.332、5本塁打、55打点と好成績を残しておりアーニー・ベイラー監督は「彼はチームにとって中軸として最も安定感のある打者だ。打点をあげるなど、彼の仕事は我々にとって大きなことだ。多くの人が彼の存在を認知することになるだろう」と、球宴に出場することでキャンベルの評価が上がることに語っている。

 キャンベル自身もメジャー昇格を果たすことができれば結果を残せる手応えを感じているという。

「自分はいい選手だと思っている。だからメッツ時代の経験も将来的には役に立つだろう。二塁でプレーできるのに興奮しているし、マーリンズでだろうが他所でだろうが、チャンスを得られることを願っている。過去に2Aのオールスターに出たことがあるけど、とても楽しかったんだ。だから今は(オールスターを)待ち望んでいるよ」

 金本政権2年目となった2017年に結果を残せず日本を去ったキャンベル。3Aで結果を残し再びメジャー昇格を目指しプレーを続けている。

【動画】この活躍を甲子園で見たかった… 元猛虎戦士・キャンベルが3Aで躍動中! 

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