ダルビッシュはカブス世界一奪還のカギと米紙「141億円の男が球宴投手級の…」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

名将マドン監督も「我々はダルビッシュを復活させないといけない」

 現在、ブルワーズとナ・リーグ中地区首位争いを繰り広げているカブス。2年ぶりのワールドシリーズ優勝を目指しているが、今季のナ・リーグは混戦模様。少し風向きが変わるだけで、順位は大きく入れ替わる。そんな中、米全国紙「USAトゥデー」ではカブスの特集記事を掲載。その中でプレーオフ進出のカギを握るのは、ダルビッシュ有投手だと指摘している。

 今春にカブスと6年1億2600万ドル(約141億4100万円)の大型契約を結んだダルビッシュは、5月26日(日本時間27日)に右上腕三頭筋の腱炎で故障者リスト(DL)入り。リハビリを経て、戦列復帰を目指したが、今度は右肘のインピンジメントと炎症で治療を受けるなど、復帰までの見通しが立ってない。

 記事では、チームが後半戦に勝ち星を重ねるためには「現状で最も大事なことは、先発投手の調子を整えることだ」というジョー・マドン監督の言葉を紹介。その上で、先発投手の中でも「1億2600万ドルで獲得した選手にオールスター級の活躍をしてもらうこと」だとし、ダルビッシュに大型契約が示す期待通りの活躍を求めた。

 日本人右腕は今季ここまで8試合に先発し、1勝3敗、防御率4.95の成績。記事ではマドン監督が「我々はダルビッシュを復活させないといけない。それが先発投手の調整をする上で大きな意味を持つ」と話したことを紹介。さらに、同僚野手のベン・ゾブリストが「もしユウが本来の姿を見せれば、僕たちは手強いチームになるんだ」と復活に期待する声も伝えた。

 復活に向けてリハビリを続けるダルビッシュを、誰もが心待ちにしている。

(Full-Count編集部)

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