中日勢好調、阪神ロサリオら不振…セ各球団を点数で評価、前半戦助っ人査定

ロサリオが不振の阪神は、ナバーロを緊急補強

◯3位:阪神(74試合35勝38敗1分)40点

マルコス・マテオ投手
16試合0勝1敗0S4H 5.93

ディエゴ・モレノ投手
8試合0勝0敗0S3H 2.70

ランディ・メッセンジャー投手
15試合9勝5敗0S0H11QS 3.14

ラファエル・ドリス投手
28試合1勝3敗1H19S 3.29

ウィリン・ロサリオ内野手
48試合183打数42安打4本塁打22打点 .230

エフレン・ナバーロ内野手
6試合16打数4安打0本塁打3打点 .250

1軍出場なし
呂彦青投手

 打線の核として期待されたロサリオが打率.230、4本塁打と期待外れに終わり、2軍に降格。新助っ人としてナバーロを緊急補強した。投手陣でもメッセンジャーは9勝とさすがの働きぶりだが、マテオは防御率5.93と大不振で、こちらもファームへ。ドリスは19セーブをマークしているものの、すでに前半戦だけで3敗を喫し、防御率も3.29と十分な働きとは言えないだろう。後半戦は、ナバーロをはじめ、助っ人勢の活躍が浮上の1つの鍵となる。

◯4位:DeNA(78試合36勝40敗2分)60点

エディソン・バリオス投手
9試合2勝4敗0S0H 4QS 3.69

スペンサー・パットン投手
28試合3勝0敗0S17H 3.42

ジョー・ウィーランド投手
9試合3勝5敗0S0H 4QS 4.33

エドウィン・エスコバー投手
34試合2勝2敗0S10H 2.25

ホセ・ロペス内野手
49試合190打数62安打16本塁打42打点 .326

ネフタリ・ソト内野手
42試合167打数52安打9本塁打26打点 .311

 DeNAは野手2人の活躍が目を引く。ロペスは打率.326、16本塁打をマーク。故障により離脱してしまっているが、その中でソトが活躍。こちらも打率.311、9本塁打と上々の成績を残しており、ロペスが復帰すれば、打線はかなり厚くなりそう。投手陣は故障で出遅れたウィーランドの状態がなかなか上がってこず、防御率4.33。パットンは17ホールドをマークするが、防御率は3.42と安定感に欠ける。

◯5位:中日(81試合37勝43敗1分)85点

ディロン・ジー投手
4試合0勝3敗0S0H 2QS 4.00

オネルキ・ガルシア投手
15試合9勝4敗0S0H 9QS 2.45

ライデル・マルティネス投手
4試合1勝1敗0S0H 0QS 5.40

ソイロ・アルモンテ外野手
81試合312打数95安打11本塁打50打点 .304

スティーブン・モヤ外野手
39試合85打数24安打1本塁打14打点 .282

ダヤン・ビシエド内野手
74試合283打数86安打13本塁打53打点 .304

 外国人の働きが際立ったのは、この中日だ。投手陣ではガルシアがチームトップの9勝をマークし、防御率2.45の好成績を残している。ただ1人、開幕からローテを守っており、チームの大黒柱となっている。アルモンテ、ビシエドも打率3割を超え、ともに10本塁打超と上々の成績を残している。故障で離脱したジーが惜しかったが、助っ人の働きは12球団でもトップと言えるだろう。

◯6位:ヤクルト(77試合34勝42敗1分)60点

デビット・ブキャナン投手
16試合6勝6敗0S0H 11QS 3.33

マット・カラシティー投手
20試合5勝0敗3S1H 2QS 2.23

デーブ・ハフ投手
13試合1勝6敗0S0H 6QS 5.05

ウラディミール・バレンティン外野手
76試合273打数70安打19本塁打67打点 .256

1軍出場なし
ジョーダン・アルメンゴ投手→自由契約

新戦力
ジェイソン・ウルキデス投手 

 ヤクルトの助っ人勢はまずまずの働きを見せている。ブキャナンは6勝だが、16試合のうち11試合でクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成している。好投が白星に結びつかないケースも多かった。リリーフとしてシーズンをスタートさせたカラシティーは5勝をマーク。交流戦中に先発に配置転換され、3試合のうち2試合でQSを達成。バレンティンはリーグトップの19本塁打を放っている。ハフと、自由契約となったアルメンゴは誤算。後半戦に向けてウルキデスを補強した。

(Full-Count編集部)

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