前田健太、先発から中3日の救援登板で7勝目 ピンチで火消し、ド軍首位ターン

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

カーショーが招いたピンチを抑える、大谷は代打で登場も3球三振

 ドジャースの前田健太投手は15日(日本時間16日)、前半戦最終戦の本拠地エンゼルス戦でリリーフで登場し、見事な火消しで7勝目(5敗)を挙げた。同点の7回2死一、二塁のピンチでマウンドに上がり、アップトンには死球を与えて満塁としたものの、最後はキンズラーを空振り三振に仕留めてピンチを脱出。直後に打線が勝ち越しに成功した。ドジャースは5-3で勝利し、首位で前半戦を折り返した。

 3-3の同点で迎えた7回、先発のエース左腕カーショーが2死二塁のピンチでトラウトと見応えのある対決を見せるも、最後はフルカウントから四球。一、二塁となり、ロバーツ監督は11日(同12日)に先発で92球を投げていた前田を中3日でマウンドに送り出した。

 しかし、アップトンへの初球は抜けてしまい、右肩への死球に。満塁へとピンチが拡大した。それでも、キンズラーはカウント2-2と追い込むと、6球目は外角低めへのスライダー。キンズラーのバットが空を切り、空振り三振。前田はガッツポーズを繰り出し、雄叫びを上げた。

 すると、その裏、ドジャースはヘルナンデスの勝ち越しソロが飛び出し、リードを奪う。前田には代打アトリーが送られたが、勝利投手の権利を持って降板。ドジャースは8回にも1点を追加し、勝利した。エンゼルスの大谷は9回先頭で代打で登場したが、守護神ジャンセンの前に3球三振。最後は外角高めへの92マイル(約148キロ)のカットボールを空振りした。

 前半戦最後の試合ということで実現した救援登板で、前田は見事に役割を果たし、白星も手にした。この日は1/3回を投げて1死球無失点。防御率は3.12となった。

(Full-Count編集部)

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