大谷翔平が語る前半戦「良い経験」「足りないところたくさん」「楽しく充実」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

打者として打率.283、7本塁打22打点、投手として4勝1敗、防御率3.10

 日本ハムからポスティングシステムにより、エンゼルスに移籍した大谷翔平投手。メジャー移籍1年目は打者として本拠地デビューから3試合連続本塁打を放ち、投手としても初登板初勝利を飾るなど華々しい活躍を見せて、アメリカに二刀流センセーションを巻き起こした。

 右肘内側側副靱帯の損傷により約1か月の離脱があり、多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射の効果もあり、打者として復帰を果たした。前半戦最終戦となった15日(日本時間16日)の敵地ドジャース戦では代打で出場し、空振り三振に倒れたものの、打者として138打数39安打7本塁打22打点、打率.283をマーク。投手としては9試合に先発して4勝1敗、防御率3.10の成績で前半戦を終えた。

 ここからオールスターブレイクに入り、後半戦へと突入するMLB。メジャー1年目の前半戦で大谷翔平は何を感じ、何を学んだのか。大谷が前半戦を振り返っている。

――メジャー1年目、この6か月間はどのような6か月間でしたか?

「まあ、すごい良い経験がたくさんできたんじゃないかなと思いますし、初めての経験ばかりなので、良いことも悪いことも自分の良い経験になるんじゃないかなと思います」

――良いところはどのへんだったでしょうか?

「そこは表裏一体だと思うので。良い結果が出るときと悪い結果が出るときと。もちろん良い結果が出た方が良いと思うんですけど、悪かった時にどう捉えていくかがすごい大事だと思います。それを良い方向に持っていくのがすごく大事だと思うので、その繰り返しだと思っています」

――打者として今自分に一番足りないところは?

「足りないところはたくさんあるので、そこを埋めるために毎日練習をしています。ひとつでも多く打てる方向に持っていけるよう、毎日毎日頑張りたいと思っています」

――投手としては4勝1敗、離脱もありました。
「バッターと同じで、良い時も悪い時もそれぞれあったと思います。また投げれるようになっと時に、確認しながらやっていきたいと思います」

――開幕戦でフォームを変えて、その決断はどう思うか?

「フォームは常に変わるものなので、それがシーズン前なのかシーズン中なのかは僕的にはあまり大きな違いがない。より良い方向に持っていくために、どのタイミングで変えるかはそれほど大事ではないと思います」

――左投手に対して結果が出始めているが、変化は感じていますか?

「見え方もすごい良いかなとは思っています。ヒットが出ない割には立ってる感じも最初からそんなに悪くなかったので、あまり気にはしてなかったです」

――自分で選んだエンゼルス、実際にプレーしてみてどうですか?

「毎日楽しく充実していると思います。チーム単位で言うと、怪我人も多く思うように進んでいないところもあると思うんですけど、個人的にはすごく良い勉強ができてるなと思っています」

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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