コミッショナーの“私生活重視”発言 トラウト声明「この話題は終わり」

オールスターにも選出されたエンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】
オールスターにも選出されたエンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】

私生活を大事にするトラウトの姿勢に、マンフレッドコミッショナーが持論

 MLBのロブ・マンフレッドコミッショナーが、エンゼルスのマイク・トラウト外野手について語った言葉が、大きな騒動を呼んでいる。17日(日本時間18日)に行われたオールスターゲーム。マンフレッドコミッショナーはトラウトの知名度について触れ「選手のマーケティングにおいて間違いなく必要なものは1つ。それは選手だ」と主張。私生活を大事にするトラウトの協力次第では、もっとビッグスターになれるという持論が米メディアで大きな騒動となり、ついには、トラウト本人が異例の声明文を出す異例の事態となった。

 エンゼルスは18日(日本時間19日)、公式ツイッターなどでトラウト自身の声明文を発表した。

「マンフレッドコミッショナーについての最近の発言で数多くの質問を受けた。自分はケチな男じゃない。そして、みんなには前に進むように勧めたい。コミッショナーと自分の関係において、すべて問題ない。この話題は終わりだ。野球をプレーする準備万端だ」

 すでにMVPを二度受賞し、7度目のオールスターでもソロ弾を放つ活躍を見せたトラウト。試合後の取材でも「本人次第でもっとスターになれる」というマンフレッド発言に関する質問を受けていた。

 エンゼルスは、トラウトの声明を出す前に球団としての見解を発表。「マイク・トラウトは野球の素晴らしい伝道師で、彼の才能と実直な性格で、世界中の若い人たちの完璧な手本となっている。毎年、マイクは我々球団とMLBのマーケティングにも多大な時間と労力を捧げている。彼はコミュニティーに継続的に参加することを選び、病院や学校、そして数え切れないチャリティーに足を運んでいる」とし、トラウトの協力的な姿勢を全面的に支持した。

 走攻守で超一流のプレーを見せている天才トラウト。ツイッターでも「もしマンフレッドがトラウトをブランディングしたいなら、エンゼルス戦をヤンキースかレッドソックス戦よりもたくさん全国放送すべき」「ロブ・マンフレッドが一番悪い」「トラウトこそが史上最高」とトラウトを支持する声が高まっていた。

(Full-Count編集部)

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