レギュラーの証明「規定打席」 今年初めて到達している選手は何人?
セは岡本、吉川尚、糸原ら売り出し中の若手が初の規定打席クリア
〇セ・リーグ 9人
5位 松山竜平(広).312(264/245)
8位 アルモンテ(中).307(358/260)
10位 岡本和真(巨).303(362/264)
17位 糸原健斗(神).286(331/239)
19位 福田永将(中).268(297/260)
22位 西浦直亨(ヤ).259(288/248)
23位 高橋周平(中).255(276/260)
26位 神里和毅(デ).249(253/251)
29位 吉川尚輝(巨).225(308/264)
6球団すべてに、新たに規定打席に到達した選手がいる。
広島の松山は11年目の32歳。長年にわたり、代打や4人目の外野手という役どころだったが、昨年、故障をした鈴木誠也の代役で中軸打者として活躍。今季もスタメン出場が増えている。ただ規定打席との差はわずか「19」。数試合スタメンを外れると打撃ランキングから名前が消えることになる。
巨人は、第89代目の4番に座った4年目の岡本と、2年目の吉川尚が規定打席入り。今季の巨人は打線が好調だが、中軸に岡本が座ったことが大きい。
阪神は2年目の糸原が、二塁や遊撃など様々なポジションを守りながら、レギュラーの座を掴みかけている。
中日の福田は12年目、高橋は7年目。ともに「将来の中軸打者」として期待されながら、伸び悩んでいた選手だ。ただし、まだ「不動のレギュラー」というところまではいっていない。新外国人のアルモンテは、信頼に応えている。
ヤクルトの西浦は5年目、内野の激しいポジション争いに勝ってレギュラーの座を手にした。
DeNAの神里はルーキー。ラミレス監督に抜擢されたが、7月に入って不振で2軍落ち。現在の打席数と規定打席の差はわずか「2」。最終的に規定打席に到達できるかどうかは、これからの頑張りによる。
ペナントレースは半分を過ぎたが、順位争いが激しくなるとともに、選手の起用も大きく変化する。これらの選手が全員、最終的に規定打席に到達するとは限らない。彼らの今後の活躍に注目したい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)