ヤンキース黒星で首位と5.5差も…ジャッジ泰然「終わった時どの位置にいるか」

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:AP】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:AP】

後半戦初戦は黒星、Rソックスに離されるもガードナーは「気にしていない」

 田中将大投手が所属するヤンキースは20日(日本時間21日)、本拠地メッツ戦に5-7で敗れ、後半戦は黒星スタートとなった。先発ヘルマンが乱調で序盤からリードを許す展開に。追い上げたものの、及ばなかった。首位レッドソックスが勝ったため、ゲーム差は「5.5」まで開いたが、主砲のジャッジら選手は「(差は)気にしていない」と話すなど、逆転での地区優勝へ選手に焦りはない。

 ヤンキースは初回にヘルマンが3失点。3回にも、復帰した先頭セスペデスにソロ本塁打を浴びて、4点差とされた。打線はその裏、相手先発シンダーガードからガードナー、ジャッジの連打でチャンスを作り、スタントンの犠飛で1点を返す。しかし、2番手右腕ウォーレンが5回に2点を失い、5点差へとリードを広げられた。

 ヤンキースは6回に2番手ルーゴから2点を返すも、その後の好機でガードナーとジャッジが凡退。8回にはジャッジのヒットなどからチャンスを作り、グレゴリアスのタイムリーなどで2点を返して1点差に迫ったが、なおも2死一、三塁の好機でサンチェスが空振り三振。9回に1点を追加されて敗れた。

 この日、首位レッドソックスはタイガースに勝利。試合後、選手には後半戦初戦でゲーム差が「5.5」に開いたことについての質問が続いたが、ガードナーは「気にしていない。まだゲームはたくさん残っている。プレーし続けるだけだよ」と話した。さらに、ジャッジも穏やかな笑みを浮かべながら「シーズンは残っている。自分たちの野球を続けるだけだ。これはずっと言い続けてきたことだよ。ただ自分たちの野球を続けて、シーズンが終わった時にどの位置にいたいかなんだ」と話した。

 メッツはこの3連戦でシンダーガードに続いてマッツ、デグロムといずれも好投手が先発予定。田中は22日(同23日)の第3戦で今季好調のデグロムと投げ合うことになる。絶大な勝負強さを誇る日本人右腕には、勝負の後半戦、そして、プレーオフでの活躍に期待がかかっているだけに、後半戦初登板でチームを勝ちに導くピッチングを見せたいところだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY