田中将大、23日に後半戦初登板 首位と5差「勝つための投球をしていくだけ」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

メッツとの「サブウェイシリーズ」、相手先発は防御率1.68のデグロム

 ヤンキースの田中将大投手は22日(日本時間23日)の本拠地メッツ戦に先発する。後半戦初登板は「サブウェイシリーズ」。前日の21日(同22日)にキャッチボールなどで調整を行った右腕は「チームが勝つための投球をしていくだけだと思います」と静かに気持ちを込めた。

 ヤンキースは21日、守護神チャップマンが大乱調だったものの、メッツに7-6で勝利。後半戦初白星を挙げたが、ナイトゲームの首位レッドソックスとは試合終了時点で5ゲーム差。ここにきて、差を広げられている。

 ただ、田中は「ゲーム差を考えたからってつまるものでもないし、まして先発ピッチャーは5日に1回、6日に1回、マウンドに上がるというところなので……いつもと同じですよ」と話す。シーズンはまだ65試合も残っている。

「勝つためにマウンドに上がるし、そこ(ゲーム差)はもう結果なので。ここからウチが全勝したとしても向こう(レッドソックス)が全勝したら(差は)つまらないわけだし、自分たちができることを1つ1つ、コツコツやっていくしかないと思うので、あまりそれは……(気にならない)」

 あくまで自分たちが勝利を積み重ねていくだけ。後半戦初登板となるメッツ戦に向けても「チームが勝つための投球をしていくだけだと思います」と話した。相手先発は今季ナ・リーグトップの防御率1.68を誇るデグロムだが、しっかりとゲームを作りたいところだ。

 前半戦は15試合に登板して7勝2敗、防御率4.54。両脚太もも裏の挫傷で約1か月の離脱もあった。セベリーノとともに先発の柱としてチームを牽引する立場だけに、当然、満足できる成績ではない。オールスターブレーク中は「家族とのんびり、いい時間を過ごすことができました」というが、投球の映像を見直すこともあったという。

 ヤンキースタジアムでの登板は5月27日(同28日)以来、約2か月ぶり。本拠地のファンの声援も力に変え、勝負の後半戦でいいスタートを切りたいところだ。

(Full-Count編集部)

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