ソーシア監督、投手・大谷の復帰プログラムは「10段階あるとしたら第1段階」

エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】
エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】

マウンド復帰にはやる周囲に向けて「リラックスして楽しめ」

 エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、本拠地ホワイトソックス戦のスタメンを外れた。後半戦がスタートして以来、4試合連続で先発出場し、かつ許可が下りた投球練習も再開していた。試合前に囲み取材に応じたマイク・ソーシア監督は、投手・大谷の復帰プログラムについて、現時点では「10段階あるとしたら第1段階」と、マウンド復帰までの道のりは長いとした。

 ソーシア監督は、現在の投手・大谷の状況について「慣らしの段階。ボールを投げる感覚を取り戻したら、そこから前に進む」と話した。投げる距離よりも球数の方が重要であるとし、少しずつ増やしながら「さらなるチャレンジに向かって前進する」とした。

 エンゼルス投手陣は怪我人が続出で、1日も早い大谷のマウンド復帰が期待されるが、指揮官は気が急く様子を隠せない周囲に向かって「毎日の練習が細かく決まっているが、周囲はリラックスして彼が投球練習を再開している事実を楽しめばいい」と笑顔で制した。

 また、長打率.529というパワーに加え、出塁率.360という確かな選球眼を持つ大谷についての起用法について質問されると、マイク・トラウトと似た状況であると指摘。「その前に走者が出る形にしつつ、トラウトとショウヘイの間にダメージを与えられる打者を置きたい。もしこれが上手くいかなかったら、ショウヘイを少し上の打順で打たせることもできるが、今は打線に厚みがあって機能しているし、スコアできなかったがチャンスはたくさん作れている」とし、状況を見ながら臨機応変に対応していくとした。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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