大谷翔平、12日に負傷後初ブルペン 球数は未定、指揮官「様子を注視する」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

全力投球ではなく「タッチ&フィール」、大谷次第で捕手を座らせる可能性も

 エンゼルスのマイク・ソーシア監督は7日(日本時間8日)のタイガース戦前の記者会見で、大谷翔平投手が11日(同12日)に右肘靭帯損傷後初めてブルペンでの投球練習を行うと明かした。

 大谷はこの日、キャッチボールを行った。40mで5球、15mで力を入れて15球を投げるなど約15分で全45球。投手としてのリハビリは順調に進んでいる。6日(同7日)には負傷後初めてブルペンに入り、タオルを使ってのシャドーピッチングを行っていたが、ソーシア監督は「あれは第一段階。医療スタッフと話をしたが、彼らは土曜日に(大谷が)ブルペンでマウンドから投げられると考えている。タッチ&フィールになる」と話した。

 初ブルペンは指揮官が「フルゴリラ」と呼ぶ全力投球ではなく、やや軽めの「タッチ&フィール」と呼ばれるものになる予定で、捕手も立たせたままになる見込み。だが、大谷次第で捕手を座らせる可能性もあるという。

 ソーシア監督は「捕手が立った状態でないと捕れないということではなく、座ってでも捕れるくらいのコマンドで彼が投げてくれると願っている。捕手を立たせないといけないということは、ショウヘイが暴投しているというわけだから。土曜日は最初は捕手を立たせて投げることになるが、徐々に座らせて投げさせることになるかもしれない。もしかしたら少し前に座らせて、距離を確かめることになるかもしれない」と説明している。

 球数については「まだ初期の段階だから、様子を注視していくことになる」として、まだ決めてないと明かした指揮官。すでに打者としては復帰を果たし、8月に入ってから調子を上げてきている大谷は、二刀流“復活“に向けて前進中。地元メディアは9月に投手として復帰するとの見込みを伝えているが、ブルペンでの投球練習を行い、大きな一歩を踏み出すことになる。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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