12勝目の元Gマイコラスを監督＆同僚が絶賛「頼りにしている」「素晴らしい」

7回5安打2失点と好投し、防御率は2.74に

　元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が7日（日本時間8日）に今季12勝目をマークした。敵地でのマーリンズ戦で7回5安打2失点と好投し、今季8度目となるハイクオリティースタート（HQS、7回以上を投げて自責点2以下）を達成。同点のまま降板したが、その直後に味方打線が勝ち越し、2試合ぶりの白星が転がり込んだ。

　初回、ボーアの適時打で先制点を許したマイコラス。5回にはロハスに適時打を浴びて2点目を失った。それでも、しっかりと試合を作ると、ようやく7回に味方打線が反撃。デヨングが2ランを放って同点とすると、右腕に代打が送られた8回にカーペンターの30号のソロ本塁打で勝ち越し。マイコラスの7回5安打2失点の好投が報われた。

　今季23試合目の先発で、16度目のクオリティースタート（QS、6回以上自責点3以下）を達成したマイコラス。防御率2.74と素晴らしい働きを続ける右腕に、マイク・シルト代行監督の信頼は厚い。

　この日の試合後、指揮官は試合を中継した地元テレビ局の「FOXスポーツ・ミッドウエスト」のインタビューに答え「ジュピター出身のマイルズが南フロリダで投げる姿を見れたのは良いことだ。素晴らしい投球だった。有利なカウントで投げていたし、全ての球種を上手く投げていた。マイルズは良いテンポとリズムで投げていた。彼が素晴らしい投球をしたことは良かった。7回に同点に追いついて、その裏に彼が無失点に抑えて流れを引き戻した。投球は守備のテンポに影響する。投球、守備、打撃がかみ合った良い試合だった」と語った。

　また、チームメートも好投を続け、チームトップの12勝をマークするマイコラスを称賛。この日、同点の10号2ランを放ったポール・デヨングも「FOXスポーツ・ミッドウエスト」のインタビューに「彼はストライクゾーンにどんどん投げ込み、ササっとアウトを取ってくれるんだ。マイルズの登板日は、彼を凄く頼りにしているよ。彼の為にしっかり守ってあげたいという思いになるんだよ」と語っていた。

（Full-Count編集部）