元Gマイコラス、“地元”で快投　ローレン夫人と長女も観戦「気分がいいね」

知人や友人が約50人観戦、長女にとっては「初めての観戦」に

　巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手が7日（日本時間8日）、敵地マーリンズ戦で7回5安打2失点と好投した。地元のフロリダ州ジュピターから車で1時間半ほどのところにあるマイアミで12勝目（3敗）をマーク。凱旋登板で今季8度目のハイ・クオリティー・スタート（HQS、7回以上を投げて自責2以下）を達成し、チームを3-2での勝利に導いた右腕は「気分が良い」と満足げに振り返っている。

　マイコラスは初回に先制点を奪われ、5回にも1失点。しかし、その他は危なげない投球で7回をわずか81球（ストライク59球）で投げきった。打線は7回にデヨングの2ランで同点に追いつくと、マイコラスに代打が送られた8回の攻撃でカーペンターのソロで勝ち越し。マイコラスは力投が報われ、12勝目がついた。

　試合後、地元テレビ局「FOXスポーツ・ミッドウェスト」が公式ツイッターでマイコラスのインタビューを公開。地元で好投した右腕は「どこでプレーしようが、どんなスコアだろうが、ベストを尽くすだけだよ。それでも友人と家族の前で良い試合ができて気分が良いね」「今日はスライダーを上手く投げられたと思う。良く落ちていたし、多くゴロを打たせることができたんだ」と納得の表情で話した。

　マイコラスが多くのチケットを確保し、友人と知人で50人ほどが応援に来ていたという。高校時代のコーチも来ており、「素晴らしいことだよ。彼は明らかに僕の若いころに影響を与えてくれた人だからね。来てくれて本当に嬉しかったよ」と笑顔。もちろん、日本でも人気のあったローレン夫人もいた。生まれたばかりの双子はまだ病院にいるが、昨年誕生した長女は一緒に来ていたようだ。

「娘にとって初めての観戦で、彼女の就寝時間が早いと知っていたから、彼女が寝る前にできるだけ試合を楽しませようとしてね。僕の妻と家族も一緒だったよ」と話したマイコラス。病院にいる双子についても「とても元気だよ」と付け加えた。

　これで防御率は2.74に。抜群の安定感が光る。ワイルドカード圏内のブレーブスまでは4ゲーム差。「ここ最近（のシリーズ）は勝ち越しているからね。8月は疲労するチームもあるけど、僕たちは勢いに乗っているよ」。エース級の投球を続ける右腕が、強豪カージナルスを力強く牽引している。

（Full-Count編集部）