横浜、大技小技を自在に繰り出し快勝 2回戦で昨夏覇者の花咲徳栄と激突

5日、第1試合は横浜が愛産大三河を下す
5日、第1試合は横浜が愛産大三河を下す

愛産大三河を投打に圧倒、先発の板川は8回4安打無失点の快投

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第5日、第1試合は横浜(南神奈川)が愛産大三河(東愛知)を投打に圧倒。7-0で勝ち、2回戦で第4日第4試合で勝ちあがった昨夏の覇者・花咲徳栄(北埼玉)との関東地区強豪対決が決まった。

 横浜は初戦から大技小技を自在に繰り出した。2回無死一、二塁から、主砲の万波にも劣らぬ長打力のある長南が送りバントで1死二、三塁に。8番・板川の右越え三塁打で2点を先制した。さらに9番・遠藤が高めの球を狙って右翼へ打ち上げ犠牲フライ。長打だけでなく、本塁打が打てる選手でも送りバントをし、走者三塁できっちり犠飛を飛ばすなど、選手がその局面で何を求められているか、よくわかっている戦いぶりを見せた。

 そして「大技」では主将の3番・斉藤が3回に左越え2ラン本塁打。5回には内海が右翼フェンス直撃のランニングホームランを放つと、7回には2番・河原木が左越えにソロ本塁打と3本の本塁打を放つ長打力を見せつけた。内海のランニング本塁打は、2015年第97回大会の花咲徳栄・大瀧が三沢商戦で記録して以来3年ぶりとなった。

 先発の板川も、直球をコーナーに散らしてスライダー、チェンジアップを決め球に、8回4安打無失点の快投。9回は2年生の左腕・及川が締めた。夏の選手権では、2008年のベスト4以来、準々決勝以上への進出がない横浜だが、最高の形でスタートを切り、次は花咲徳栄との強豪対決を迎える。

(Full-Count編集部)

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