木更津総合・野尻が今年は聖地のマウンドへ、日大三も登場…第6日みどころ

大会第6日は奈良大付と折尾愛真の初出場組が登場!
大会第6日は奈良大付と折尾愛真の初出場組が登場!

強打誇る折尾愛真、奈良大付の初出場組も初陣

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第6日は、1回戦3試合が行われる。木更津総合(東千葉)、日大三(西東京)と、首都圏の甲子園常連校が登場。折尾愛真(北福岡)、奈良大付(奈良)と初出場校もいよいよ夏の夢舞台での初戦を迎える。レジェンド始球式は、江の川(現石見智翠館)で第70回大会に島根県勢初の8強入りし、プロ野球横浜(現DeNA)、中日で活躍した谷繁元信氏がつとめる。

◯敦賀気比(福井)-木更津総合(東千葉)9時30分

 敦賀気比は2-1でサヨナラ勝ちした福井大会決勝の若狭戦以外は4試合すべてコールド勝ち。チーム打率.391、7番を打つ細谷でさえ10打数8安打の打率8割という強打を誇る。木更津総合も、激戦区の東千葉で6試合50得点、チーム打率.381。プロ注目のエースで4番、野尻幸輝も.476と中軸らしい働きを見せた。昨年は「5番・三塁」だったが、今年は投手としての登板が予想される。打ち合いの可能性が高いが、野尻の出来と敦賀気比の投手陣の頑張りによっては、意外にロースコアゲームになるかもしれない。

◯日大三(西東京)-折尾愛真(北福岡)12時

 ともに強力打線が看板のチーム同士。日大三は西東京大会で3番・日置、4番・大塚の中軸が4割を超える打率。決勝の日大鶴ケ丘戦では、日置が先制2ラン、大塚がサヨナラ弾とアベックアーチで甲子園への道を切り開いた。折尾愛真は北福岡大会6試合で10本塁打の長打力が魅力。1番・長野は決勝で満塁弾を含む2発、5番・野本は6発を放り込むなど、打力では負けていない。地方大会で日大三は5人、折尾愛真は6人の投手が登板しているだけに、打ち合いとともに両校の継投策も鍵になりそう。

◯羽黒(山形)-奈良大付(奈良)14時30分

 羽黒は山形大会準決勝、決勝とサヨナラ本塁打で勝ち上がってきた勝負強さを持ち、たたみかける集中打も身上。速球右腕の佐藤、制球力がある右腕・篠田、左腕・金子とタイプの違う投手陣も安定感がある。奈良大付は5試合で.458、54得点と猛打をふるい、決勝でも天理を相手に2桁得点を挙げ延長11回サヨナラ勝ち。エース木村が決勝で190球近くを投げて完投するなど、控え投手2人も登板はしたものの、ほぼ一人で投げ抜いてきた。奈良大付は点の取り合いに、羽黒は接戦に持ち込みたい。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY