6点差逆転の西武、辻監督が称賛した源田の3連続好守「ああいう守りは大きい」

延長10回の山川の激走に森は「なかなか進まなかったから、どうなんだろう」

 その守備について、現役時代に二塁手としてゴールデングラブ賞8回受賞の名手・辻監督は「あのプレーはヒットに価するプレーだし、勝利に価するプレー」と最大級の賛辞を送ると、「ああいうプレーに助けてもらって、多和田の粘投にもつながったと思う。(野球は)打つだけじゃない。やはり、ああいう守りは大きいと思います」と続けた。良い守備が良い投球リズムを生む。源田の守備力がチームの大きな戦力であることを、指揮官は改めて口にした。

 最後は、3番・浅村と4番・山川の「2者連続ヘッドスライディング」から、森の一打で、一塁走者山川が一塁からホームイン。打った森が「なかなか進まなかったから、どうなんだろう」と内心肝を冷やしていた山川の激走&ホームヘッドスライディングが、この日の決勝点となった。

 0-6の劣勢から、チーム全体の粘りでサヨナラ勝つにつなげたこの日の勝利を「1勝以上のものがある」と振り返った辻監督。「ここへ来てチーム状態がいいのは、大きな目標があるから」。大きな目標とはもちろん10年ぶりの優勝のことだ。

 世間はお盆休みの真っ只中。劇的勝利で幸先良くカード頭をとった。指揮官は「多くのファンの方にご来場いただき、球場を青く染めていただいているので、明日もまたいい試合をして、勝てるように頑張りたいと思います」と最後は早くから来場し、スタンドを獅子風流ユニフォームで埋め尽くしたファンへメッセージを送っていた。

【動画】辻監督も絶賛!源田が好守連発! 山川は気迫のヘッドスライディングで劇的サヨナラ勝利!

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