日大三が7年ぶり3回戦進出 2年生右腕・井上150キロ、左腕河村が11奪三振の快投

大会11日目、第3試合は日大三が奈良大付を退け3回戦進出
大会11日目、第3試合は日大三が奈良大付を退け3回戦進出

井上は最速150キロをマークし復活

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第11日第3試合は、日大三(西東京)が8-4で初出場の奈良大付(奈良)を下して3回戦に進出した。

 日大三は継投策がうまくはまり、奈良大付に試合の流れを渡さなかった。今年春の選抜大会でMAX147キロを出したものの、右肘の故障でこの夏は西東京大会から1試合も登板がなかった2年生右腕の井上が先発。MAX150キロをマーク、47球を投げて3回無失点と回復ぶりをアピールした。

 4回からは左腕の河村へスイッチ。河村は6回に走者2人を置いて奈良大付の4番・上野に3ラン本塁打を浴び、9回には自らのエラーで失点したものの、被安打6、11奪三振。奪った18個のアウトのうち半分以上が三振という好投を見せた。井上が短いイニングなら任せられるだけの復調を見せた上、先発右腕の中村を温存でき、日大三にとっては非常にいい形での勝利となった。

 打線は奈良大付先発・木村の立ち上がりを攻めて1回に5番・中村の適時2点二塁打で先制。3回に1点、6回に中押しの2点、8回、9回にもダメ押し点と、理想的な形で得点を重ねた。

 奈良大付は、自慢の打線が3ラン本塁打以外はほとんどつながらず。井上、河村の前に計15三振を喫し、日大三に強打のチームとしての格の差を見せつけられた。

(Full-Count編集部)

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