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W杯6連覇狙う女子代表に侍J稲葉監督がエール「自分たちで歴史を刻むんだと」

第8回WBSC女子野球ワールドカップ(22~31日、米国フロリダ)で6連覇を目指す侍ジャパン女子代表が15日、成田空港を発った。

侍ジャパン女子代表の選手たちとトップチームの稲葉監督【写真:石川加奈子】
侍ジャパン女子代表の選手たちとトップチームの稲葉監督【写真:石川加奈子】

22日から始まるW杯に向け、15日に成田から出発

 第8回WBSC女子野球ワールドカップ(22~31日、米国フロリダ)で6連覇を目指す侍ジャパン女子代表が15日、成田空港を発った。

前人未到のW杯30連勝&6連覇 侍ジャパン女子代表を重圧から開放した橘田監督の言葉(侍ジャパン応援特設サイトへ)

 出発前、侍ジャパントップチームの稲葉篤紀監督が成田空港を訪れ、女子代表20人ひとりひとりと握手を交わして激励。「みんなでいろんなことを話し合って、チームとして戦うことが大事。6連覇目指して頑張ってください」と力強く語った。

 稲葉監督自身、国際大会における連覇の難しさを経験している。選手として出場した09年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では2連覇に貢献したものの、13年大会では準決勝でプエルトリコに敗れた。

「続けて勝つということは正直すごく難しいこと。WBCでも全勝で勝ったことが今までない。どこかで危機というのは訪れるんです。そこでみんなで結束力というものを持って、乗り越えていくことが非常に大事だと思います。ここという時の結束力ですよね。そのために普段からみんなでコミュニケーションを取ってやることが大事だと思います。どれだけみんなが1つになって、大会への思い、気持ちを持ってやってやくのかによって、野球の神様は微笑んでくれるのかなと思います」

 日本代表は06年と09年に予選で黒星を喫しながら、最後に優勝までたどり着いた。09年に敗戦を経て結束するチームの真っ只中にいた稲葉監督の言葉だけに重みがある。6連覇を目標に掲げる選手たちには「プレッシャーはあると思いますが、これまでは先輩たちが築いたもの。また新たにこのチームで、自分たちで、歴史を刻むんだという強い気持ちで臨んでほしいなという思いがあります」とエールを送った。

 女子代表が最大のライバルである米国と敵地で戦うことについても言及した。「アメリカはどちらかというとパワーの野球をしてくるので、あまり驚かされないようにしないといけない。それに合わせるのではなく、自分たちの野球をいかにやっていくかというところだと思うので」と日本らしい貫く必要性を説いた。

 稲葉監督は今年、大学、U-15、U-12と世代別代表を激励して回っている。「野球界みんなで戦っているということを伝えていくのが非常に大事」と、この日も札幌から激励のためだけに日帰りで成田空港まで足を運んだ。

 訪れる先々で野球界の結束力を感じている。「すごく皆さんの目がやる気に満ち溢れている。キラキラした目をしながら、これから戦いに行くぞという目をしてくれますし、ワクワク感であったり、期待感だったり、いろんな目で見てくれるので、来て良かったなと思います。勝手ながら(野球界が)1つになっているのかなとそんな思いはしています」。野球界の発展を心から願う稲葉監督にとって、新たなエネルギーをもらう1日にもなったようだ。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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