田中将大、4敗目も…2度走者を刺した牽制に称賛「ゴールドグラブに相応しい」

6回2失点と粘投するも黒星を喫したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
6回2失点と粘投するも黒星を喫したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

6回2失点の粘投も報われず、守備力の高さにはファンも同意「“なかなか良い“に留まらない」

 ヤンキースの田中将大投手は16日(日本時間17日)の本拠地レイズ戦に先発し、6回9安打2失点と試合を作ったが、味方の援護がなく4敗目(9勝)を喫した。ヤンキースが1-3で敗れる中、粘りの投球を見せた日本人右腕はこの日、電光石火の牽制で2度も走者を刺した。地元メディアは「ゴールドグラブ賞に相応しい」と称賛の声を上げている。

 ヤンキースタジアムを華麗な牽制で沸かせた。5回1死一塁の場面で、田中はマウンドから凄まじい動きを見せる。一塁への矢のような送球に走者のウェンドルは必死に滑り込んだが、間に合わず。完璧に仕留めた。

 6回には、2死二塁のピンチで今度はマウンドで高速ターン。素早い牽制球を二塁手トーレスに送ると、走者の崔はギリギリのタイミングでアウトとなった。

 自ら火消しに成功した田中もガッツポーズ。華麗な美技連発に反応したのは地元テレビ局「YESネットワーク」のアナリスト、ジャック・カリー氏だった。

「タナカはここ数年、ゴールドグラブ賞に相応しい。彼は(走者に)攻撃を仕掛けるピッチャーだ。多くの選手はボールをまるで手榴弾のように扱うのに」

 自身のツイッターで田中の守備のクオリティの高さとアグレッシブさを称賛。数年に渡り、ゴールドグラブ賞に相応しいフィールディングを見せてきたと高く評価している。

 メジャーファンもツイッター上でカリー氏の声に賛同している。

「君は正しいよ。彼はア・リーグのどのピッチャーよりも守備は素晴らしい。彼の牽制の動きは“なかなか良い”だけに留まらない」
「完全なレッドソックスファンですが、自分も100%そこに気づいていました」
「彼は絶滅危惧種だ」 
「彼はハートも最高なの」
「彼とセベリーノはどちらもフィールディングが優秀」
 
 粘投が報われなかった田中だが、華麗な牽制でメジャーファンの心を改めて掴んでいた。

【動画】“ゴールドグラブに相応しい”! 粘投の田中将大が鋭い牽制で魅せた!

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