カブスが7併殺完成のMLBタイ記録 27死のうち14死を併殺で奪う効率の良さ

カブスがMLBタイ記録の7併殺を完成させた【写真:Getty Images】
カブスがMLBタイ記録の7併殺を完成させた【写真:Getty Images】

4回と5回を除く毎回で併殺完成、9回も三ゴロ併殺で試合終了

 カブスが17日(日本時間18日)、敵地パイレーツ戦でメジャー最多記録に並ぶ7併殺を完成させた。先発した左腕コール・ハメルズは、レンジャーズから移籍後4試合で負けなしの3勝目。地区首位のチームは3連勝で2位ブルワーズと4.5ゲーム差に広げた。球団公式サイトが伝えている。

 ハメルズはこの日、5安打と3四死球で8人の走者を背負ったが、そのうち5度を併殺に仕留めた。まず初回、1死からマルテのバント安打、ポランコへの四球で1死一、二塁としたが、続くフリースを三ゴロ併殺。2回には先頭セルベリに死球を当てたが、ベルを三ゴロ併殺とし、二塁を踏ませなかった。

 3回には先頭エチャバリアに右翼へ安打を運ばれたが、1死後にディッカーソンを二ゴロ併殺。4回と5回に併殺はなかったが、6回にも1死からマルテに右前打を許した直後、ポランコを二ゴロ併殺に打ち取った。さらに、7回1死からもセルベリに四球で走者を背負ったが、ベルを遊ゴロ併殺で5つの併殺プレーを完成させた。

 8回からは2番手キンツラーが登板も、1死からモランに左前打を許したところで降板。だが、3番手デラロサが最初の打者フレイザーを二直併殺に仕留めた。最後は9回1死二塁からマウンドに上がった5番手シーシェックが、ポランコに四球を与えるもフリースを三ゴロ併殺とし、この日7個目の併殺プレーで試合を締めた。

 カブスは27アウトのうち、半分以上にあたる14アウトを併殺で奪う効率の良さを見せた。

 球団公式サイトによると、9イニングでの7併殺完成はメジャー最多記録タイとなった。5併殺を築いたハメルズは「打ち取って併殺に仕留められる日もある。ただ、それにしたって、自分たちが完成させた数には驚くしかなかったよ」と驚嘆。さらに「併殺はピッチャーにとって親友みたいなもの」と話し、「こういった僅差の試合では1つのミスも許されないからね」と1-0での勝利を喜んだという。

 7月にレンジャーズからカブスへトレード移籍してきた左腕は、これが加入後4戦目の先発マウンドで負けなしの3勝目。今季通算成績を8勝9敗、防御率4.00とした。

【動画】なんという効率の良さ! カブスがMLBタイ記録の1試合7併殺を完成させる!

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