金足農エース吉田が1失点完投で初の決勝進出! 秋田県勢としても103年ぶり

20日、準決勝第1試合は金足農が日大三を下す
20日、準決勝第1試合は金足農が日大三を下す

5試合連続2桁奪三振ならず

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第15日は20日、準決勝第1試合を行い、金足農(秋田)が日大三(西東京)を2-1で破り、同校初、そして秋田県勢としても1915年の第1回大会で準優勝した秋田中(現秋田高)以来、103年ぶりの決勝進出を果たした。

 今大会の主役に躍り出た金足農の剛腕・吉田輝星投手はMAX148キロの速球と切れ味鋭い変化球で強打の日大三を翻弄。被安打9、三振は7と5試合連続の2桁奪三振はならなかったものの、134球の完投。勝負どころではギアを上げ、4回1死一、三塁では6番・高木を空振り三振に仕留めた。

 8回1死一、二塁の場面では3番・日置を抜いた球で左飛。タッチアップで一、三塁になり、4番・大塚に左前適時打を浴びたものの、5番・中村をまたも抜いた球で空振り三振に仕留めた最少失点で切り抜けた。9回も1死から一、二塁のピンチを招いたが9番・柳沢を左飛、1番・金子を中飛に抑えゲームセット。

 攻撃でも、日大三の3投手に10安打を浴びせ、得点こそ2点にとどまったものの、5つの犠打を決めるなど、持ち味を存分に見せた。

 日大三は再三得点圏に走者を背負いながら、広沢、河村、井上と3投手を継投して防戦。失点を最小限に食い止めたものの、打線が最後まで吉田をとらえきれず。8回も大塚の適時打で1点は返し意地は見せたものの、逆転には至らなかった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY