西武、7回に一挙6得点奪い逆転勝ち 山川の36号に辻監督「おまけってことで」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

秋山の2点タイムリーで逆転すると、最後は山川の一発でトドメ刺す

■西武 8-3 ロッテ(22日・ZOZOマリン)

 西武の辻監督は終盤の逆転劇に「やられたらやり返す。6点返しだね」と笑顔で振り返った。22日、敵地でのロッテ戦を8-3で勝利。1点を追う7回に中村、栗山の連続四球を起点に、一挙6得点を挙げる猛攻で逆転に成功した。

「サンペイ(中村)もヒットはなかったけど、あのフォアボールは大きいし、そのあとの栗山も。あの2つのフォアボールが非常に大きい」と、称えた2人のベテランの出塁をきっかけに犠打を挟んで金子侑、斉藤と俊足2人をそれぞれ代走に送った。

 そして1死二、三塁の好機で打席を迎えた秋山は「(4回の)角中選手の打球が伸びていたので、最低犠牲フライにはなる」と、前進していた左翼の頭を越える2点タイムリーを放ち逆転に成功。指揮官は「二遊間が下がって守っていて、同点は覚悟しているのかと見えたが、外野は前に出ていたので、(相手は)勝負に来ているのか、ちょっと分からなかった」と、ロッテ内外野の守備位置に、戸惑いを感じていたが秋山のバットがそれを払拭させた。

 そこから源田、浅村と連続適時打で得点を重ね、最後は4番・山川の特大36号2ランで、この回一挙6得点のビックイニングを呼び込んだ。「秋山が打って、源田が打って、浅村が執念で打った打球で2塁から源田がいい判断で帰ってきて。そしたらね。(山川の本塁打は)おまけってことで」と、少し笑いを誘った辻監督だったが「本人もモヤモヤしたところがあったので、よかったんじゃないですかね」と、4番の一発に頬を緩めていた。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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