ソーシア監督、大谷の復帰戦に満足「肘は問題なし。期待した投球でハッピー」

マウンドに集まったエンゼルス・ソーシア監督、アルシア、大谷翔平(左から)【写真:Getty Images】
マウンドに集まったエンゼルス・ソーシア監督、アルシア、大谷翔平(左から)【写真:Getty Images】

3回に球速が落ちた原因は「腰の張り」と「打球を当てた右手」

 2日(日本時間3日)敵地アストロズ戦で、投手として88日ぶりのメジャー復帰を飾ったエンゼルス大谷翔平投手。2回1/3を投げて1被弾を含む2安打2失点で2敗目(4勝)を喫したが、長く戦列を離れる原因となった右肘靱帯に問題なく投げ終わり、マイク・ソーシア監督は「肘は今日投げてみて問題なかった。期待していた投球を見せてくれてハッピーだ」と満足そうな様子だった。

 初回は2死一、二塁と走者を背負いながら無失点。2回は3者凡退に抑えたが、3回には明らかに球速が落ち、無死一塁からスプリンガーに左翼へ2ランを運ばれた。ソーシア監督は球速が落ちた原因について「腰に張りがあるようだった」と明かしたほか、2回にピッチャー返しを止めようと無意識に右手を差し出した際、打球が右薬指付け根に当たった影響も指摘した。大谷は初回を投げ終えた時点で腰の軽い張りを訴え、2回を終えても張りは継続していたという。

 この日は49球で降板となったが「当初予定していた範囲内」とのこと。3回を順調に抑えられていれば、60球程度投げさせた可能性にも触れたが、「彼の状態から判断すると、50球くらいが妥当だった」と話した。

 今後のスケジュールに関する腰と右薬指の影響については「大丈夫だと考えている」「来週登板できることを願っている」と大事に至っていないことを強調したが、3日(同4日)は打者としても試合には出場せず“完全休養日”の予定。一夜明けての状態をチェックして、今後のスケジュールを決めていく。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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