2回に大量19点! 打者二巡&先発全員得点、根尾は1イニングでサイクル王手

左越えの2点適時三塁打を放った侍ジャパンU-18代表・小園【写真:荒川祐史】
左越えの2点適時三塁打を放った侍ジャパンU-18代表・小園【写真:荒川祐史】

初回3者凡退も、根尾の先制打から日本打線が大爆発

「第12回 BFA U18アジア選手権」が3日、開幕し、2大会連続優勝を目指す侍ジャパンU-18代表は、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で香港代表と初戦を戦った。侍ジャパンU-18代表の先発は野尻幸輝(木更津総合)。

 初回にまさかの3者凡退に終わった侍ジャパンU-18代表だったが、2回に今大会初得点を奪った。先頭の藤原恭大(大阪桐蔭)がストレートの初球を選ぶと、続く根尾昂(大阪桐蔭)が待望の一打を放つ。香港代表の左腕ウォン・シチャンの初球を捉えると、打球は三塁手を強襲。そのまま左翼線を転がり、藤原は快足を飛ばして本塁へ生還。先制の適時三塁打で1点を奪った。

 三塁まで進んだ根尾は、7番・日置航(日大三)の打席で、相手左腕の暴投により生還。さらに二、三塁では小園海斗(報徳学園)が左越えの2点適時三塁打、奈良間大己(常葉大菊川)も左翼線への適時二塁打を放つと、この回2打席目となった根尾は右翼スタンドへのソロ本塁打を放ち、9点目をあげた。

 攻撃はさらに続く。3連続四球で満塁とすると、小泉航平が中前2点適時打、小園が左中間を破る適時二塁打、奈良間にも左翼フェンス直撃の適時二塁打が飛び出す。さらに根尾がこの回3安打目となる中前適時打を放ち、サイクル安打に王手。2回だけで13安打を集め、先発全員得点で19点をあげ、力の差が如実に現れることとなった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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