8月負け越しも若手の成長著しいロッテ2軍 1軍昇格に向けて投打でアピール

ロッテ・安田尚憲【写真:荒川祐史】
ロッテ・安田尚憲【写真:荒川祐史】

8月には種市、成田の高卒投手が1軍への切符つかむ

 ロッテの2軍は、7月に11勝5敗1分と大きく勝ち越したが、8月は9勝10敗と負け越した。

【8月の月間チーム成績】
防御率4.55 打率.254 本塁打14 得点69 盗塁8

 8月17日のヤクルト2軍戦で16失点、翌日の同カードも14失点を喫するなど、8月のチーム防御率は4.55と打ち込まれた。ただ、種市篤暉投手、成田翔投手といった将来を期待される高卒組が1軍の切符をつかむなど、必ずしも暗い話題ばかりではない。

 また8月9日に1軍登録抹消となった涌井秀章投手が、8月28日の西武2軍戦で完封勝利を挙げるなど、2試合に登板して2勝0敗、防御率0.53の圧倒的な成績。2014年から3年連続20セーブ以上を挙げた西野勇士投手も、8月は7試合に登板し防御率1.80と再昇格に向けてアピールしている。

 野手陣では香月一也内野手がチームトップの5本塁打、16打点の成績を残せば、安田尚憲内野手も4本塁打11打点の活躍。安田は8月10日にプロ初昇格を果たし、12日のオリックス戦でプロ初安打を放った。

 7月の月間打率.383だった高濱卓也内野手は、8月も月間打率.404と好調を維持。8月は19試合中7試合で複数安打を放つなど、いつ昇格してもおかしくない結果を残している。

 8月の個人成績は次の通りとなっている。

○投手
阿部和成 5試合0勝0敗0S 9.1回 防御率5.79
石川歩 1試合0勝0敗0S 1回 防御率0.00
内竜也 1試合1勝0敗0S 1回 防御率0.00
大谷智久 1試合0勝0敗0S 1回 防御率0.00
大隣憲司 6試合1勝0敗0S 6.1回 防御率8.53
唐川侑己 2試合0勝0敗0S 2.2回 防御率0.00
酒居知史 1試合0勝0敗0S 7回 防御率1.29
シェッパーズ 3試合1勝1敗0S 18.2回 防御率2.89
島孝明 6試合0勝0敗0S 6回 防御率13.50
関谷亮太 2試合1勝1敗0S 6.2回 防御率4.05
高野圭佑 6試合0勝0敗0S 8回 防御率6.75
田中靖洋 7試合0勝1敗2S 6.1回 防御率2.84
種市篤暉 1試合0勝0敗0S 4回 防御率2.25
東條大樹 5試合1勝1敗0S 13回 防御率3.46
土肥星也 3試合1勝2敗0S 17.1回 防御率4.67
成田翔 7試合0勝0敗1S 6.2回 防御率2.70
西野勇士 9試合0勝0敗0S 10回 防御率1.80
宮崎敦次 7試合0勝1敗0S 3.2回 防御率9.82
安江嘉純 4試合1勝1敗0S 14回 防御率10.93
山本大貴 2試合0勝1敗0S 5.1回 防御率3.38
涌井秀章 2試合2勝0敗0S 17回 防御率0.53
渡邉啓太 1試合0勝1敗0S 5回 防御率7.20

○野手
伊志嶺翔大 12試合 30打数8安打1本塁打12打点 打率.267
大木貴将 17試合 53打数15安打0本塁打5打点 打率.283
岡田幸文 14試合 30打数6安打0本塁打1打点 打率.200
柿沼友哉 13試合 15打数4安打0本塁打2打点 打率.267
香月一也 18試合 69打数16安打5本塁打16打点 打率.232
加藤翔平  1試合 4打数0安打0本塁打0打点 打率.000
金澤岳 11試合 16打数2安打0本塁打0打点 打率.125
清田育宏  1試合  4打数 1安打0本塁打1打点 打率.250
菅野剛士 19試合 68打数18安打1本塁打12打点 打率.265
高濱卓也 19試合 57打数23安打0本塁打1打点 打率.404
ドミンゲス 12試合 33打数8安打1本塁打3打点 打率.242
肘井竜蔵 13試合 19打数4安打0本塁打0打点 打率.211
細谷圭 13試合 43打数9安打0本塁打3打点 打率.209
三木亮 1試合 2打数1安打0本塁打0打点 打率.500
三家和真 18試合 40打数15安打1本塁打2打点 打率.375
宗接唯人 16試合 31打数3安打0本塁打1打点 打率.097
安田尚憲 10試合 44打数13安打4本塁打11打点 打率.295
吉田裕太 10試合 20打数4安打1本塁打4打点 打率.200
李杜軒  13試合 22打数4安打0本塁打1打点 打率.182
和田康士朗 15試合 18打数3安打0本塁打1打点 打率.167

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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