3位決定戦は順延　永田監督は吉田の起用に慎重「抑えるのもこっちの役割」

「9人とも投げる可能性ある」と総力戦の覚悟も…

　宮崎市内で行われている「第12回 BFA U18アジア選手権」は9日、雨のため、予定されていた3位決定戦と決勝が中止、10日に順延となった。中国と3位決定戦を戦う予定だった侍ジャパンU-18代表は中止の知らせを受け、木の花ドームで約1時間半の練習を行い、中国戦に備えた。

　2日連続で雨に泣かされることとなった永田裕治監督は練習を見守り「天候ですから、やむを得ないと思っています。今日は今日で（起用法は）考えていましたけど、明日はまた明日考えていきたいと思います」とコメント。泣いても笑っても、最後の試合となる3位決定戦に向けて「（投手の）9人は9人とも投げる可能性はある」と総力戦で挑む決意を語った。

　ここまで2試合に登板している吉田輝星（金足農）については「吉田も9人の中に入っている」としながら「将来のある子なので、スタッフみんなで考えていきたい。本人は『投げたい投げたい』ばかり。抑えてあげるのもこっちの役割なので」と話し、慎重な姿勢だった。

（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）