大谷、右肘について試合前にGMと会談 内容は「情報交換と今後のオプション」
新たな靭帯損傷が発覚も打者として活躍中
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)の本拠地レンジャーズ戦で4打数2安打1打点1盗塁の活躍を見せた。チームは2-5で敗れて連勝は「4」で止まったが、8戦連続安打と好調を維持している。試合前には、右肘の新たな靭帯損傷について、ビリー・エプラーGMと「情報交換」も行った。
大谷については、右肘に新たな靭帯損傷が発覚し、医師からトミー・ジョン手術を勧められていることが5日(同6日)に球団から発表された。大谷はその後、「いくつか(治療法の)選択肢があるので、その中の1つを選択して、進んでいくかなという感じかなと思います」と説明。さらに、「今すぐに(手術)ということはないので、このままシーズンをしっかり最後まで自分らしくプレーしたいなと思います」と、今季終了までは打者として出場を続けることを望んでいると明かしていた。
遠征を終え、この日から本拠地に戻ってきたエンゼルス。球団と今後の方針について会談するとされていた大谷は、打撃練習後にエプラーGMと話し合いの場を持ったが、球団広報はその内容について「情報交換と(治療方法を含めた)今後のオプション(選択肢)について」と説明。 出席者は、2人に加えて水原一平通訳はいたものの、医療スタッフについては確認できなかったとしている。
シーズン終了後にトミー・ジョン手術を受けても、打者としては4か月~6か月で復帰が可能とされており、来季開幕に間に合う可能性は十分にある。その決断に注目が集まる。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)