大谷翔平は「たまに投げる打者」!? MLB公式が新たな起用法を提唱
レイズの「救援投手が先発→本来の先発が2番手」の戦法が参考に
◯2019年はDHでプレーし、2020年にはDH/外野手/先発で数イニング投げる
この選択肢は、記事が新たな可能性を提案したものだ。2020年に投手復帰の状況が整った場合でも、投手より打者に重きをおき、DHか外野手として出場回数を増やしながら、先発としてローテーションを詰めて登板し、その代わりに2、3イニングで交代するというやり方。うまくいけば、投手でも打者でも大谷を最大限使うことが可能で、なおかつ肘の負担を減らせるという、いいとこどりの案だ。
記事では今シーズン、レイズがリリーフ投手を先発させて短いイニングで本来の先発投手をロングリリーフの形で投入する戦い方をしたのも参考になるとしている。この起用法には不確定要素が多く、そもそも大谷が短いイニングで間隔を詰めて使うことが可能なのかという問題も存在することを認めた上で、「もし短いイニングの登板をすることで、今シーズンの彼のように登板日前後のオフがフルに必要にならないとしたら、より多くの打席数を可能にすることも考えられるだろう。この手法におけるオオタニを“ハイブリッドな投手/打者”というよりは、“時々登板する打者”として考えてみようではないか」と、新しい発想での起用法を提唱している。
こんなことが話題になるのも、負傷発覚後の大谷がそれ以前にも増して打棒爆発しているからこそだ。記事も最後に「彼の打者としての活躍次第で、この疑問に対して全く異なる見解を2020年まで抱えていくのかもしれない」と結んでいる。
(Full-Count編集部)