前田健太、サヨナラ呼ぶ完璧3者三振「僕が抑えないとこのゲーム勝ちはない」

ロッキーズのクリーンアップをわずか10球で3者連続三振
ドジャースの前田健太投手が18日(日本時間19日)、本拠地ロッキーズ戦に8回から2番手で登板し1回無安打3奪三振無失点。チームをサヨナラ勝ちに導く快投を見せた。試合後は「終盤つないでいけばこういう勝ちにつながる。最高の結果だったと思う」と語った。
首位攻防戦、負けられない1戦で前田が圧巻の投球を見せた。2-2の8回。エース・カーショーの後を受けマウンドに上がると先頭のアレナド、ホリデーを3球三振。続くデスモンドを92.6マイル(約149キロ)の直球で見逃し三振。わずか10球で3者連続三振を奪うパーフェクト投球でロッキーズのクリーンアップを沈黙させた。
圧巻の奪三振ショーを見せチームの勝利に貢献した右腕は「終盤つないでいけばこういう勝ちにつながる。最高の結果だったと思う。今日は気持ちも乗ってましたし、ボールもいいボールがいっていた。久しぶりに気持ちの入ったボールが投げられた」と胸を張った。
1発が許されない緊迫した場面にも「特にあのイニングは大事だった。僕が抑えないとこのゲーム勝ちはないと思った」と気合十分のマウンドだったことを明かした。
試合は延長10回1死走者なしからテイラーが左翼席へ劇的な17号サヨナラホームランを放ちドジャースが勝利。ロッキーズとの首位攻防戦を2連勝し1.5ゲーム差をつけた。今後も負けられない試合が続くが「勝つしかない、任された場面を抑えてチームの勝利に貢献したい」。地区優勝、ポストシーズンに向け前田はマウンドに上がり続ける。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)
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