日本ハム、頼もしいリリーバーが戦列復帰! 「強い真っすぐを意識」

日本ハム・井口和朋【写真:石川加奈子】
日本ハム・井口和朋【写真:石川加奈子】

「右肩大円筋肉離れ」から復帰した3年目の井口

■日本ハム 5-1 楽天(22日・札幌ドーム)

 日本ハムの井口和朋投手が22日、本拠地での楽天戦で右肩大円筋肉離れからの復帰登板を果たした。4点リードの6回に2番手としてマウンドに上がると、2番から始まる楽天打線をわずか13球で3者凡退に片付けた。

「ケガしてから一発目で結果を残せたのは良かった」と試合後に井口はホッと息をついた。栗山英樹監督も「前倒しで呼んでしまったが、いい形で入ってくれてよかった」と待望のリリーフ右腕の復帰に胸をなでおろした。

 プロ3年目の今季は開幕直後にファーム降格したが、6月13日に再昇格すると、結果を積み上げてきた。7月22日ソフトバンク戦でプロ初勝利をマーク。26試合に登板して防御率2.28とチームに欠かせぬリリーフとなったが、先月20日に右肩大円筋肉離れと診断されて戦列を離れた。

 その間、股関節と骨盤の動きの改善に取り組んだ。体をよりうまく使うことで、ボールの質を高めることが狙い。「いい機会なので体の使い方、体幹を意識しました。左足を上げて(地面に)着くまでの間、背中を曲げずに、骨盤を立てて投げたいと思っていたので」と井口は説明する。

 18日のイースタン・リーグ、西武戦で故障後初実戦登板を果たすと、この日1軍に合流。「下で1試合しか投げていないので、ゲーム勘が薄れているかなと心配でしたが、強い真っすぐを意識してしっかりできました」と納得の表情で手応えを語った。23日からの2位ソフトバンクとの直接対決を前に、頼もしいリリーバーが戦列に加わった。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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