広島、松山サヨナラ打でマジック1 緒方監督「あと一つ勝って決めましょう」

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

8回1失点の大瀬良に「ナイスピッチングだね」

■広島 2-1 DeNA(23日・マツダスタジアム)

 広島は23日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に2-1でサヨナラ勝ちし、優勝へのマジックを1とした。先発の大瀬良が8回1失点と好投し、最後は代打・松山のサヨナラタイムリーで投手戦に決着を付けた。試合後の緒方監督は言葉少なに「あと一つ勝って決めましょう」と24日の優勝決定へ意欲を見せた。

 1-1の同点で迎えた9回、1死から野間の四球と會澤の安打などで二、三塁のチャンスを作り、中崎の代打で登場した松山が右前へサヨナラ打を放った。松山は「今日は(大瀬良)大地がしっかり投げて、最後はみんなで1点を取れた。いい勝ち方をしたので、明日で決めたい」と笑顔を見せた。

 緒方監督も「選手全員でいい野球をしてくれた。ファンに対してもよかったんじゃないかな」と、昨夜の大敗からの勝利に安堵した表情を見せた。勝ち星はつかなかったが、8回1失点と好投した大瀬良について「よく頑張りました。ナイスピッチングだね」と評価した指揮官は手短に会見を切り上げた。

 球団史上初となるリーグ3連覇へ、24日の同カードで勝てば無条件で優勝が決まる。快挙が近づくにつれ、多くを語らなくなった緒方監督。優勝会見では何を語るのか注目だ。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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